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施工事例
台東区上野でビル屋上の防水工事、通気緩衝工法で施工致しました

　台東区上野で陸屋根屋上からの雨漏りが発生しているとのご相談を頂き、現地調査にお伺いした事が始まりです。
　状況的には屋上防水のドレンと呼ばれる排水口の直下に雨漏り具象が見られ、原因はそのドレンと周囲のクラックによるものと推測されました。更に屋上全体的に防水表面の剥離症状も見られ、屋上防水工事メンテナンスをされた方が良い状況と言えました。
　そこで今回お客様にも効率的なお手入れの観点から、雨漏り対策と同時に屋上全体の防水工事をご提案し、ウレタン密着防水の通気緩衝工法で施工させて頂く運びとなりました。

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容

防水工事

使用材料

ウレタン密着（通気緩衝）工法　AGCポリマー建材サラセーヌ AVシート

築年数

40年

施工期間

7日間

保証年数

5年

工事費用

詳しくはお問い合わせ下さい

陸屋根屋上の現地調査

　先ずは現地調査において確認させて頂いた状況です。既存の防水はコンクリート防水で、これまで随時部分的な補修を行ってきたとの事ですが、全体的な防水工事のお手入れとしては実施してから10年以上は経過している状況で、若干荒れた下地状況となっている印象をお受け致しました。

各所にクラックが発生

　特にこの様な部分的なクラックが各所で発生している状態です。取り分け右側写真のドレン上の大きめのクラックが発生しており、この直下に雨漏り症状を来たしている事からも、ドレン内部とこのクラックの箇所は雨漏りの原因となっている事が想定されました。

防水表面の剥離症状

　表面剥離も著しく出来れば雨漏り対策の部分的な補修よりは、全体的な防水工事をご検討された方が効率的である旨お伝えさせて頂きました。お客様からも今回折角の機会と言うご判断を頂き、ウレタン密着工法の通気緩衝工法による防水施工でご依頼を頂き、施工する運びとなりました。

剥離した部分の下地処理

　施工については若干荒れてしまった下地の処理から始まります。手作業によるケレン処理で剥離している表面を徹底的に削り取る作業となります。

ドレン周り、架台下もケレンして下地調整

　ドレン周り、架台下の部分についてもしっかりとケレン作業を行い、発生した廃材については残さない様に掃き掃除で回収し綺麗にして参ります。

ケレン処理完了

　既存がコンクリート防水でしたので目地材が入っていますが、この目地材も全て撤去してやり替えます。コンパクトサイズの屋上では有りましたが、この様にすっきりとした状態に至るまで2日間程掛けてしっかりと下地調整を行いました。

樹脂モルタルで下地を形成

　引き続き下地作業として、樹脂モルタルによる下地の形成工程になります。プライマーを塗布して樹脂モルタルで下地を形成して、この新たな樹脂モルタル下地に防水層を構築して参ります。

各所のシール処理

　そして継ぎ目や取り合い箇所のシール処理を行います。このシール処理でクラック箇所の補修、更にはこの先症状を来たし易い箇所も含めてシーリングを入れて行きます。

シーリング処理の完了

　目地材の入っていた箇所にも新しいバックアップ材とシーリングを入れてシール処理の完了となります。これらの一連の下地工事は、防水工事の上で欠かせない肝となる施工とも言える作業です。

笠木継ぎ目のシール処理

　念の為、雨漏りを来たし易い部分となる笠木の継ぎ目にもシーリングを入れて行きました。この笠木のシーリングは厚みが出る様、盛る様に処置して参ります。

AVシート張り

　こちらが通気緩衝シートのAGCポリマー建材のAVシートになります。この開口の有るシートが通気層になると共に既存防水層と新たに構築する防水層との緩衝材の役割も担い、耐久性のある防水施工へと繋がります。

立ち上がりの処理と目止め材の塗布

　立ち上がりの部分はメッシュを設置して処置して行きます。そして全体に目止め材ウレタンを流してシート張りの完了となります。

防水層の構築に進みます

　立ち上がり部分、平場共に目止め材も完了して次の作業工程へと進みます。いよいよ防水層の構築作業です。ウレタン密着防水で使用する防水材はAGCポリマー建材のサラセーヌとなります。

ウレタン防水を2層重ねます

　このサラセーヌ防水材を2層掛けて行きますが、ここまで来ると作業時間的にはそれほど掛かりません。逆にそれぞれの塗布後の乾燥時間が重要で、季節にもよりますが、しっかりと乾燥の状態を見極めて進めて行く事が必要です。

トップコートの塗布工程へ

　最後にトップコートで表面の保護膜を塗布して行きます。先ずは立ち上がりやドレン、架台、脱気筒周り等の刷毛取りを行います。

トップコートの完了

　そして平場全体にローラーでトップコートを塗布して、こちらもやはりしっかりと乾燥を待ちます。もう一息で工事の方も完了です。

その他の工事

　防水工事の他に、先程ご紹介した笠木継ぎ目のシーリング処理、更にはドレン外側の排水管と外壁取り合いにもシーリング処理を行いました。こう言った細かい部分も雨漏り対策の観点から非常に重要な作業となります。

防水工事の完了

　翌日確認するとしっかりと乾燥している状態となっており、これで防水工事の完了です。トップコートの仕上がりも艶感が有り非常に綺麗に仕上がりました。

ドレン周り、脱気筒共に問題無し

　ドレン周りや脱気筒も問題無く仕上がっております。工事後雨天の際も特に階下の雨漏りの発生も見られず解消された様です。

ウレタン密着、通気緩衝工法による防水工事の完成です

　お客様にもご確認頂き、見違える様になったとお言葉を掛けて頂きました。私たち街の外壁塗装やさんでは、塗装工事は勿論、この様な防水工事の方も得意としております。防水工事は屋上だけでなく、皆様にも身近なベランダ等の防水工事も有ります。ベランダ防水工事は工事料金、54,780円～となっております。新型コロナウィルス対策も継続しておりますので、各種防水工事をご検討されているお客様も、是非お気軽にお声掛けご相談頂けますと幸いです。