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雨戸、戸袋に塗装は必要?メンテナンスのタイミングと劣化サイン
「そもそも雨戸、戸袋の塗装って必要?」
「どんなタイミングで塗装を行うのが良いの?」
屋根や外壁は風雨や暑さ、寒さから私たちを守ってくれる大きな役割を持っていますよね。そのため定期的なメンテナンスやリフォームが必要だと認識していらっしゃる方も多くいらっしゃることと思います。
ところが塗装で言うところの「付帯部」と呼ばれる雨戸や戸袋はどうでしょうか?建付けが悪くなったなどの不便さを感じるなど日常的な使用に際してのストレスがなければ、メンテナンスに目を向ける機会は案外少ないかもしれませんよね。
建付けが悪い、交換が必要となるとその専門は建具屋さんや窓を専門に取り扱う業者さんの仕事の範囲となりますが、塗装によるメンテナンスとなると私たち塗装屋さんの仕事となります。
では「雨戸や戸袋に塗装メンテナンスが必要なのか?」
必要か不要かをお応えすると、長きにわたり使い続けるために、雨戸・戸袋の塗装は必要不可欠と言えます。街の外壁塗装やさんでは外壁塗装と併せた雨戸、戸袋塗装はもちろんですが、雨戸や戸袋のみの塗装を喜んで承っております。
こちらのページでは、雨戸・戸袋に塗装が必要な理由について解説し、実際の塗装工事の手順や流れを紹介します。雨戸・戸袋の塗装に関して詳しく学べる記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
雨戸・戸袋に塗装メンテナンスが必要な理由
雨戸・戸袋には塗装メンテナンスが必要だとお伝えしましたが、それにはいくつかの理由があります。まずは、雨戸・戸袋に塗装メンテナンスが必要な理由をチェックしてみましょう。
雨戸・戸袋の塗装を行う最大の目的は、部材の劣化を防ぐためです。雨戸・戸袋は主に木製と金属製に分類されますが、いずれの場合でも塗装が必要となります。なぜなら、雨戸・戸袋は塗膜に覆われていることで、雨や紫外線による部材の劣化を防いでいるからです。
もし雨戸・戸袋の塗装メンテナンスをせずに放置していた場合、木製の雨戸・戸袋は雨や湿気の影響で徐々に木材が腐っていき、最終的にはボロボロになってしまうでしょう。
また金属製の雨戸・戸袋の場合、塗装メンテナンスをしないことで生じやすいトラブルは錆びです。錆びは雨戸・戸袋の見た目が悪くなるだけでなく、さらに悪化すると木材と同様に腐食してボロボロになってしまいます。
ボロボロになった雨戸・戸袋は「雨を防ぐ」「防犯のため」といった目的を果たせなくなります。塗装をしても部材の劣化を完全にゼロにはできませんが、劣化スピードを遅らせることは可能なのです。
部材の劣化とも繋がりがありますが、雨戸・戸袋に塗装が必要な理由の1つに「お住まいの美観を整えるため」というものがあります。お住まいをきれいな状態で維持するためには、外壁をきれいに整えるだけではなく、雨戸・戸袋をはじめとする付帯部分なども含めて総合的にメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスを怠り、機能性はもちろん見た目が劣化したお住まいは防犯性の面から見ても心配です。劣化だけではなく外観にも気を配りたいところですね。
雨戸・戸袋が塗装を必要とする理由に、「ご家族のケガや衣服の汚れを防ぐため」というものもあります。例えば木製の雨戸・戸袋がボロボロになると、表面の板が割れてきて、触れるとケガをする恐れがあります。
また、金属製の雨戸・戸袋がサビている場合、近くに干している洗濯物が触れると、サビがついて汚れてしまう心配もありますよね。こういった実害を防ぐためにも、雨戸・戸袋は定期的な塗装メンテナンスをすることが大切なのです。
ここまで雨戸・戸袋に塗装が必要な理由を解説してきましたが「具体的には何年ぐらいで塗装をすればいいの?」と疑問に感じますよね。
年数でいえば外壁塗装同様10年前後くらいで1度が目安となるのですが、当然のことながら雨戸、戸袋の劣化状況はお住まいの立地環境によっても変わってきます。
つまり、「雨戸・戸袋の塗装時期は○年後」という具体的な年数は一概には言えず、お住まいの状況によっても変わってくるのが実際のところと言えます。ではいつ塗装を考えればいいの?と思ってしまいますよね。雨戸や戸袋には劣化サインがあり、そろそろ塗り替えを検討するべきという目安がありますので、次は雨戸や戸袋の劣化サインについて確認していきましょう。
手で触ると白い粉がつく(チョーキング現象)
雨戸・戸袋の塗膜が劣化すると、粉をふいてくる場合があります。この現象を「チョーキング現象」や「白亜化」と呼び、塗膜の劣化が確認できる代表的な劣化のサインです。
これは日々劣化を進める塗膜の樹脂が分解されたことによって顔料が露出してしまうことによる現象で、雨戸や戸袋に関わらず塗料が塗られている外壁や屋根でも見られる経年劣化の代表的な現象なのです。
気になる方はご自宅の雨戸や戸袋を手で触ってみましょう。もし、手に学校のチョークのような白い粉が付着する場合、そろそろ塗装をするべき時期だとお考えください。
白亜化と呼ばれるこの現象、白い粉が付くことが多いのですが、塗料によっては塗料の色そのものが付くこともあります。
変色や色あせが発生している
雨戸・戸袋を新しく設置した時と比べて、明らかに変色や色あせが起きている場合も、そろそろ塗装を検討するべきタイミングです。
変色や色あせが起きるのは主に紫外線の影響です。表面を保護する塗膜はすでに劣化していると判断できますので、防水性や美観を回復させるためにも塗装工事をご検討いただきたいタイミングとなります。
【金属製】錆びが広がっている
金属製の雨戸・戸袋の場合、塗膜が剥がれ、露出した金属が雨水によって腐食を起こすと錆びが表れてきます。一部のみ錆びている場合でも、もらい錆を起こし、そこから全体へ錆びが広がる恐れもあるため、早めに塗装を行いましょう。
ここからは雨戸・戸袋の塗装の施工方法や手順について見ていきたいと思います。
まず施工方法についてですが大きく分けて「ローラー工法」と「吹き付け工法」の2種類があります。
ローラー工法とは塗装専用のローラーを使用して、手作業で塗装を行う方法。一方、吹き付け工法は「スプレーガン」と呼ばれる専用の機械を使用して、塗料を吹き付けて塗装する方法ですね。雨戸、戸袋の材質や形状、現場の状況などによって適した方法を選択し、塗装を進めてまいります。
それでは施工手順について見ていきましょう。
①洗浄、下地処理
雨戸や戸袋の塗装に限らず、塗装を行う際に欠かせないのが下地処理です。
まずは事前の洗浄作業です。塗装工事の洗浄作業では塗装面に付着している汚れや砂ぼこりを洗い流します。「上から塗装をすれば汚れも隠れるのでは?」と感じる方がいるかもしれませんね。しかし、表面に汚れが残ったまま塗装をしても塗膜がうまく密着できずに塗料の耐用年数よりも短い期間で塗膜が剥がれてしまう恐れがあります。実はこの洗浄工程は塗装の品質を大きく左右する重要な工程と言えるのです。
なお、外壁塗装を行う際に併せて雨戸・戸袋塗装をまとめて行う場合は、外壁を洗浄する工程で高圧洗浄機を使って雨戸、戸袋もまとめて洗浄するのが基本です。
洗浄が終わった後は下地調整として「ケレン」を行います。ケレンとは、タワシやヤスリなどを使用して塗装部分の表面を薄く磨く作業のこと。塗装部分に発生している錆びや古い塗膜をこそぎ落として、塗装に適したコンディションに整える目的があります。
また、ケレンには金属部分の表面に微細な傷をつけて塗膜が密着しやすい状態に整える意味もあります。ケレンは金属製・木製のどちらの雨戸・戸袋でも必要な下地調整なので、欠かさず丁寧に行います。
②養生
特に吹き付け工法で欠かせないのが、塗装前の養生作業です。養生とは、塗料が付着して汚れては困る部分をシートで覆い、汚れないように保護すること。スプレーガンで塗料を吹き付ける施工方法だからこそ、余計な部分を汚さないための養生は必要不可欠なのです。
ローラー工法の場合、施工現場の状況によって養生の有無は変わってきます。雨戸・戸袋の位置やお住まいの構造などにより周囲が汚れる可能性のある時は、事前に養生を行います。(雨戸自体を取り外して塗装を行う場合もあります。)
③下塗り(サビ止め塗装)
ケレンが完了すると、ここからは本題の塗装工程へと移ります。ローラー工法の場合はローラーを使って塗装を行い、吹き付け工法ではスプレーガンを使用します。
外壁塗装では「下塗り・中塗り・上塗り」の3度塗りをするのが一般的ですが、雨戸・戸袋の塗装においても基本の流れは同様です。
ただし1点のみ外壁塗装と異なるポイントがあり、それは下塗りの際には錆び止め効果のある塗料(錆び止め塗料)を使用する点です。金属製の雨戸・戸袋には雨や湿気の影響でサビが発生しやすく、下塗り時にサビ止め塗料を塗っておくことで、錆びの発生をできる限り抑制できるのです。
④中塗り
中塗りは、雨戸・戸袋の2度目の重ね塗りとなる工程です。中塗りからはお客様にお選びいただいた色の塗料を基本的に使用していくため中塗りを終えると雨戸・戸袋の塗装は完成に近い見た目となりますね。
⑤上塗り
雨戸・戸袋の塗装において3度目に該当する塗装作業が上塗りです。中塗りの時と同じ塗料を使用して、ローラー工法ならローラーを、吹き付け工法ならスプレーガンを使って塗装を行います。
同じ塗料を中塗りと上塗りの2回に分けて塗る理由は、塗膜を最適な厚みに仕上げるためです。どんな塗料にもメーカー指定の正しい施工方法があり、その方法にしたがって塗装することで最高品質の塗装が実現できるのです。
木製の雨戸・戸袋の場合、劣化すると塗膜の剥がればかりか表面の板自体が剥がれてきたり、割れ、ささくれが出てきてしまうこともあります。
状況によっては部分的に木材交換や作り直し等が必要となるケースもあります。これって塗装できるのかしら?木材交換も大丈夫なの?と疑問をお持ちの場合、まずは一度ご相談ください。
塗装においては一般的に付帯部と呼ばれている部位があります。
雨樋やベランダの笠木、庇、換気フード、軒天など外壁や屋根以外が付帯部なのですが、雨樋や戸袋も付帯部に該当します。
一般的には10年~15年に一度の外壁塗装の際に併せて塗装を行うケースがほとんどですが、当然雨戸や戸袋と外壁、屋根では素材も劣化スピードも異なるため外壁や屋根とは異なるタイミングで塗装メンテナンスを行う必要が出てきたということもあり得ますよね。
街の外壁塗装やさんでは雨戸や戸袋のみの塗装も喜んで承っております。塗膜の剥がれが気になる、見た目が気になる、どんな些細な劣化でも結構です。気になる方はご遠慮なくご相談ください。まずはお気軽に無料点検にお申込みくださいね。
部材の劣化を防ぎ、お住まいの美観を維持するため雨戸や戸袋の塗装が必要となります。
雨戸や戸袋の塗装は一般的に足場をかける外壁塗装時にコストを圧縮するためまとめて行うことが多い塗装工事です。
雨戸や戸袋の劣化、錆びはご家族の怪我や衣服等の汚れといった実害を出すことも考えられます。
雨戸や戸袋の塗装タイミングとしては以下のような劣化症状が見られたら検討しましょう。
・手で触ると粉が付くチョーキング(白亜化)現象が起こっている場合
・塗膜の変色、色褪せ、剥がれが起こってしまっている場合
・錆びが見られる場合雨戸、戸袋の塗装手順は①洗浄・下地処理、②養生、③下塗り(錆止め)、④中塗り、⑤上塗りと工程を進めます。
木製の雨戸や戸袋においては劣化状況によっては部分的な木材交換、作り直しが必要なケースもあります。
街の外壁塗装やさんでは雨戸、戸袋のみの塗装のご依頼も大歓迎です。まずは無料点検をご活用ください。
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