- HOME
- 金属サイディングの特徴や種類、メンテナンス費用の相場
金属サイディングの特徴や種類、メンテナンス費用の相場
更新日 : 2025年01月20日
更新日 : 2025年01月20日
現在、主流になりつつある外壁材が金属系サイディングです。
アルミや鉄、ステンレスなどの板金を外壁材として加工したもので、どれが原料であっても軽いのが特徴です。
中でも知られるのが、高耐久でありながらリーズナブルな価格のガルバリウム鋼板やSGL鋼板ではないでしょうか?
金属というと無機質な感じがして「お住まいの外壁としてはどうなんだろう?」と思うかもしれませんが、金属サイディングのデザインにはレンガ調や石材調にインクジェット塗装されたものもあり、その多様さは窯業系サイディングにも負けていません。
どの金属であっても、最大の敵は錆です。
錆させないようにするのがメンテナンスの中心になります。
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
↓ ↓ ↓
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
金属サイディングとは
金属サイディングは軽量性と優れた耐久性、そしてスタイリッシュなデザインを兼ね備えた外壁材であり、新築やリフォームを問わず近年人気を集めています。
ただ、リフォームをお考え中の方はこれまで主流だった「窯業系サイディング」や「モルタル」の外壁を持つお住まいを所有されているかと思いますので、材質が全く異なる「金属サイディング」のことはあまり知らない・リフォームで選択することに不安を感じることも多いでしょう。
そこで、まずは金属製の外壁材がどのような特徴を持っているのかご紹介いたします。
金属サイディングのシェア率は高まっている
※出典:矢野研外壁材市場白書2014年版より
金属サイディングのシェアは、リフォーム市場を中心に拡大してきた背景があります。
新築住宅では窯業系サイディングが依然として主流ですが、リフォーム市場においては金属サイディングが注目されるようになり、特に寒冷地や地震対策を重視する地域での採用が増加しているんです。
この金属素材の建材へと需要が移り変わる流れは屋根のリフォーム市場でも全く同じことが起きているため、決して不思議なことではありません。
金属サイディングの構造
※アイジー工業株式会社HP アイジーサイディング 商品の特長より
金属サイディングは、金属板の裏側に断熱材を一体化させた構造を持つことが特徴です。
この断熱材が金属の持つ熱伝導率の高さを大幅に減少させてくれるため、どの外壁材よりも高い断熱性を実現しやすくなっています。
また、外側の金属板には耐候性の高い塗膜加工が施されており、金属の弱点としてイメージされやすい錆や変色への耐性が向上しています。
表面に使用される金属素材には、現在主流のガルバリウム鋼板やSGL鋼板を使用した製品が多いです。
構造のそれぞれが外壁材に必要な耐久性やお住いへの断熱性をもたらす性質を持っているため、金属サイディングは高スペックな外壁材として評価を集めるようになったのです。
リフォームにオススメ
元を辿れば、金属サイディングは既存の外壁の上に新しい外壁材を重ね張りする「カバー工法」に最適な外壁材として使用されてきました。
外壁材として非常に軽量なため、外壁が二重の構造になったとしても既存の建物の重量増加をなるべく抑え、それによって耐震性能への影響を少なくできるためです。
そのため、「外壁がかなり劣化してきたから、安く直すために金属サイディングでカバー工法をする」という理由で選択されることが多かったのです。
ですが、現在の技術によって開発された金属サイディングは「カバー工法に向いているから」という理由だけで選ばれることはなく、確かな性能をもたらしてくれる存在として認知されるようになりました。
また、金属サイディングはサイズが大きい物も多く、それによって外壁を形成するために使用する枚数が少なく済むことも大きなメリットです。
必要枚数が少なければサイディング同士の継ぎ目がその分発生しないため、雨水の浸入経路を減らすことに繋がるのです。
デザイン性も高い
金属サイディングは防水性や断熱性の向上といった性能面のメリットに加え、近年ではデザイン性も向上しています。
モダンな外観から木目調や石材調のものまで、さまざまな仕上げが選べるようになり、住まいの個性を演出することが可能です。
従来の金属に思われがちな無機質さや没個性のイメージを払拭したデザイン性の高さは、リフォーム市場だけではなく新築の注文住宅においても選ばれる理由となってきています。
屋根同様、外壁も軽量化が進んでいる
金属サイディングが注目されている大きな理由は【軽さ】にあります。
屋根リフォームでも近年、重たい屋根材から軽量な屋根材への変更が進められています。
これは建物上部を軽くして重心を落とすことにより、地震による揺れを最小限に抑えるという考えからです。
東日本大震災や熊本地震、そして能登半島地震など多くの震災が頻発している日本では、住宅の軽量化による耐震性の向上の意識が高まり続けています。
外壁も屋根と同様に、軽量に仕上げることで建物への負担を軽減させることができます!
現在外壁材として使用されている種類の重量をそれぞれ見てみると・・・
・モルタル(約36.4㎏/㎡)
・窯業系サイディング(約17.3㎏/㎡)
金属サイディングは「約3.6~7㎏/㎡」と、従来の外壁材と比べた軽さは一目瞭然です。
建物の揺れを小さくすることで構造の歪みを防ぐことができますし、金属サイディング自体が割れない素材のため、モルタル外壁のクラック、窯業系サイディング外壁の割れ等を気にする必要がありません。
金属サイディングは軽さ・素材の性質から、外壁カバー工事で使用してもたくさんのメリットを得られそうです。
金属系サイディングの意外と古い歴史
最近はお洒落なデザインの金属系サイディングも販売されており【次世代】の印象が強いかと思いますが、外壁材としては長い歴史を持っています。
トタン:1970年~1990年代
金属サイディングの始まりはトタンです。
元は屋根材として使用されていたトタンですが、軽量かつ不燃材という特徴が評価され外壁にも使用され始めました。
アルミ:1980年~1990年代
1980~1990年代には断熱材の表面にアルミメッキを施したアルミサイディングが販売され始めました。
この時点で既に金属素材の不安要素として挙げられる断熱性・遮音性が向上し、錆びにくく耐久性に優れた金属系サイディングとしての評価はされていたのです。
しかし、アルミサイディングはコストが高く、なかなか手軽に導入できる外壁材ではありませんでした。
ガルバリウム鋼板・SGL鋼板:1982年~2025年現在
金属素材としての良い部分はしっかり持ちながらもコストパフォーマンスに優れたガルバリウム鋼板の開発により、金属系サイディングが注目を浴びました。
新進気鋭の鋼板素材だったため日本での販売が開始された1982年頃はまだ施工件数も僅かでしたが、徐々に評価を高めていくこととなります。
2019年にはガルバリウム鋼板よりも耐久性に優れたSGL鋼板製の外壁材も主流メーカーの「日鉄鋼板株式会社」を中心に販売されており、さらに期待できる外壁材として今も成長を続けています。
コストと耐久性のバランスが良くデザイン性も現代的な金属サイディング。
今こそ、金属系サイディングにリフォームするタイミングといっても良いかもしれませんね。
外壁は1ヵ月に1度を目安に点検してあげましょう!
悪いところは早期に発見し、迅速に補修してあげるのが理想です。
その分、費用もお安くなります。
2階の部分の外壁など、見にくいところは無理をしなくても大丈夫です。
地上から見えるところをチェックしてください。
台風が通過した後などの悪天候後も点検してあげてください。
金属サイディングの種類は、以下の3つが住宅の外壁材としてよく使用されるものとなります。
- ☑ ガルバリウム鋼板やSGL鋼板(現在の主流)
- ☑ トタン
- ☑ アルミ
ガルバリウム鋼板・SGL鋼板
ガルバリウム鋼板は、鋼板にアルミニウムと亜鉛の合金をメッキ加工した鋼板です。
軽量かつ耐久性に優れつつ、コストパフォーマンスが高いガルバリウム鋼板・SGL鋼板製の金属サイディングは、現時点での金属サイディング市場において最も普及している種類です。
特にSGL鋼板(次世代ガルバリウム鋼板)はマグネシウムを含むことでメッキ層が強化され、従来品であるガルバリウム鋼板の約3倍の耐食性を持つと言われています。
錆に強いガルバリウム鋼板の登場は、金属製のサイディング・屋根材に大きな革命をもたらしました。
そのさらに進化系であるSGL鋼板のサイディング材は、これからの外壁材市場で金属サイディングをトップシェアに押し上げる要因になると予想できるほどの性能を持っていますし、街の外壁塗装やさんとしても強くオススメできる素材です。
事実、屋根材市場でシェア率がトップになった金属屋根材の中でもSGL鋼板が採用されている製品はかなり多いため、既に結果は証明済みです。
トタン
トタンは、亜鉛メッキ加工を施した鋼板で、古くから建築の現場で用いられてきた金属素材として知られています。
加工が容易で価格が安いため、倉庫や工場などの建物に用いられることが多かったものの、近年ではガルバリウム鋼板など性能の高い素材に取って代わられる傾向があります。
一方で、DIYで使いやすいことから、今でも一定の需要があります。
ただし、いくら安いからと言っても住宅の外壁材としてトタン製のものをオススメする機会はありません。
施工のコストは低くても、断熱性の低さや錆びやすさといった点がガルバリウム鋼板には大きく劣るため、結局は早い周期でメンテナンスやリフォームを繰り返すことになってしまいます。
その分の費用や断熱性の差などを考えると、大切な居住空間の外壁部分には頑丈で高性能なガルバリウム鋼板製の外壁材を使用することがスタンダードになっているのです。
アルミ製サイディング
アルミニウム製のサイディングは他の金属サイディングに比べて非常に軽量であり、ガルバリウム鋼板以上に錆に強いのが特徴です。
ガルバリウム鋼板が主流となる前の金属サイディングと言えばアルミでした。
ただし、製品価格がかなり高くなるため、コストパフォーマンスに優れたガルバリウム鋼板がよく選ばれるようになりました。
建材もただ性能を突き詰めれば良いという訳ではなく、ニーズに応えられるバランスが大事ということがわかりますね。
窯業系サイディングとの違いは?
外壁材の種類としては窯業系サイディングの方がお住まいに多く使用されているため、リフォームを検討するには窯業系サイディングと金属サイディングをそれぞれ比較したいと思われることも多いでしょう。
比較用に、窯業系サイディングと金属サイディングの主な違いを表にしてみました。
※お互いと比べた場合の評価です。
項目 | 金属サイディング | 窯業系サイディング |
---|---|---|
重量 ※一般的な厚みの製品 |
約3.8kg/㎡ | 約17.4kg/㎡ |
耐震性 | 非常に高い | 普通 |
防水性 | 非常に高い (雨水を吸わない) |
吸水性があり、 塗装での対策が必要 |
耐用年数 | 約30〜40年 | 約25〜30年 |
デザイン性 | 多彩なデザインや 質感が増えている |
非常に豊富 |
メンテナンス頻度 | 少ない (塗装15〜20年程度) |
定期的な塗装 ひび割れへの対処 目地のシーリング補修 |
価格 | 高め | お手頃でコスパが良い |
リフォーム適性 | 軽量で カバー工法に最適 |
カバー工法は 適さない場合が多い |
軽量性や耐震性を重視するなら金属サイディング、デザインや初期費用を重視するなら窯業系サイディングが適しています。
窯業系サイディングの特徴をより詳しく知りたいという方は、下記の関連コンテンツでぜひご確認ください!
金属サイディングはその耐久性の高さから、他の外壁材と比較して長い耐用年数を誇ります。
ガルバリウム鋼板やSGL鋼板製の製品は約30年~40年の耐用年数とされており、定期的なメンテナンスを行うことで長期間使用することが可能です。
一方で、塗装面の劣化やシーリング材の劣化が進行すると、錆や腐食が広がるリスクがあるため、10~15年ごとを目安に塗装のメンテナンスを行うことが推奨されています。
金属が砂や土や埃で汚れるところはイメージできても、苔や藻、カビが生えるところは想像できないのではないでしょうか
金属系サイディングには苔や藻、カビは生えづらいのですが、条件次第では発生するため注意しましょう。
スクラップ場などに放置された車などを見たことがないでしょうか。
色が濃い車などは分かりづらいのですが、長年放置された白い車にうっすらと緑色の藻やカビが生えているのを見たことがありませんか。
どの金属であっても最大の敵は錆で、その原因を作るのは水分です。
汚れや苔・藻、カビは水分を滞留させるので、錆の原因となります。
-
金属であっても表面の防水性能が落ちると汚れは付きやすくなる
-
金属も劣化すると苔や藻、カビが生える
コーキングが劣化すると雨水が浸入する原因になります
窯業系サイディングのようにボードとボードのつなぎ目にはっきりとした目地があるわけではないので分かりづらいのですが、金属サイディングにもジョイント部分やサッシとの取り合い部分にコーキング(シーリング)が使われています。
デザイン性を高めるため、巧妙に隠されていてコーキングによる処理が見えない部分も多いのですが、目視できる範囲で構わないので気にしてあげてください!
見切り板やカバーなどで隠されている場合は、横から覗くと確かめられることもあります。
錆びにくい金属系サイディングであっても、切断・加工された側面は錆びやすい傾向がありますので特に注意が必要です。
-
見切り板などでカバーして隠していることも多い
-
ブリード現象(コーキングから染み出てきた可塑剤に汚れが付く現象)が
起こっていたら、 傷みが出始めた状態
外壁を触ると手に白っぽい粉が付着してしまうのが、
チョーキング現象(白亜化)です
窯業系サイディングやモルタルは塗膜が傷んでくると外壁材そのものに雨水が染み込みやすくなりますが、金属にはそれがありません。
ただし、だからと言って水に強いわけではありません。
水は染み込みませんが、水に触れるようになると錆びやすくなります。
塗装メンテナンスによって表面に塗膜を維持し、雨水などから素地を保護するという点では窯業系サイディングも、モルタルも、金属サイディングも同じです。
色褪せは保護の役割を果たす塗膜が傷んできた証拠です。
外壁塗装を検討する時期に来ています。
しばらくすると、外壁を触った時、手に白っぽい粉が付着してしまうチョーキング現象(白亜化)が発生します。
この白っぽい粉は紫外線によって分解された塗膜から露出した顔料です。
ここまで来たら「そろそろ塗り替えかなあ」ではなくて、具体的な計画を立てて外壁塗装を進めるようにしてください。
-
どんな塗料でも最終的に塗り替えが必要になる
-
手に粉がつくようになったら、先延ばしにしない方がいい
金属で最も避けなければいけないのが傷です
塗膜が剥げ、表面に引っかき傷などが付くとそこから錆が進行していきます。
お住まいの外壁材に使われるガルバリウム、アルミ、ステンレスは錆に大変強い金属ですが、塗膜が剥げて表面に傷ができた状態をそのまま放置しておくと錆が進行していき、大幅に寿命を縮めます。
これらの金属が錆に強い理由は不動態皮膜と犠牲防食の効果によるものです。
めっきや金属そのものを消費して錆を防いでいるので、塗膜で保護されていない間の分だけ、確実に寿命は縮まります。
ガルバリウム鋼板は鋼板の表面に成分が55%のアルミ、シリコン1.6%、亜鉛43.4%で構成されためっきをしたものです。
ガルバリウム鋼板に発生する錆には白いものと赤いものの2種類があります。
このうち、白いものはめっきに含まれている亜鉛の錆です。
赤いものは鋼板の錆になります。
亜鉛の犠牲防食作用があるため、白錆が発生した後に赤錆が発生することになります。
そのため、重要なのは白錆びの内にメンテナンスを行うことです!
ガルバリウム、アルミ、ステンレス、銅といった金属が錆に強い理由は、不動態皮膜と犠牲防食作用が大きく関係しています。
不動態皮膜はガルバリウム、アルミ、ステンレス、銅のいずれでも錆を防いでいます。
これは酸化により強固な皮膜となり、錆の原因となる物質(主に水や酸素など)をシャットアウトします。
次に犠牲防食ですが、これは水などに接触した場合、鉄よりも他の成分が先に溶け出すことによって酸化を防ぐ現象です。
ガルバリウムは水に触れると鉄よりも先に亜鉛が溶け出すことによって、鉄の溶け出しを防いでいます。
簡単に言いますと、一定の量の水に対して溶け出せる亜鉛の量も決まっている(飽和量)ので、鉄が溶け出せなくなるのです(電気的に)。
ガルバリウム鋼板のサイディングを扱うメーカーの中には、雨がかからないところを重点的に水洗いすることを勧めているところもあります。
車の排気ガスが頻繁にかかるような環境では定期的に水洗いしてあげましょう。
苔・藻、カビを見つけた場合はモップや雑巾、柔らかいスポンジなどで軽く擦って落としてあげましょう。
家庭用の高圧洗浄機をお持ちの方は強い水圧で洗い流したくなると思いますが、塗膜や表面を傷めてしまうか、薄い外壁材が水圧で凹む可能性があるためオススメはできません。
目隠しや見切り板で隠されている部分が多いので、専門業者に頼むのが無難です。
傷んでしまったこれまでのコーキング(シーリング)を取り除き、新しいものへと打ち替えます。
窯業系サイディングでもモルタルのサッシ廻りでもコーキング補修は行われますが、金属系サイディングはカッターで外壁材を傷つける可能性もあるため、施工に関して特に注意が必要です。
現在ではコーキングを使用しない金属系サイディングも販売されておりますので、長期的なメンテナンスフリーを求める方は、製品ごとの特色も比較されると良いかもしれませんね。
塗膜が傷んでいる場合は外壁塗装で回復させ、金属に雨水が直接触れないようにします。
現在、流通しているガルバリウム製のサイディングの変褐色(色褪せ)保証と穴あき・赤錆保証はほとんどが10年となっています。
なので、新築後10年を目安に塗り替えを行いましょう。
その後は塗料の種類にもよりますが、10~15年を目安に外壁塗装を行うと塗膜の保護効果を維持しやすいです。
コーキングの耐用年数と外壁塗装の耐用年数を合わせるようにすれば、どちらのメンテナンスもまとめて行えるため、足場の仮設も1回で済みます。
その分、費用が節約できてお得です。
基本中の基本ですが、モルタルや窯業系サイディングとは異なり表面が滑らかな金属系サイディングの塗装では、錆止め機能のあるプライマーを下塗りに使用しましょう。
塗膜の剥がれがみられる場合はしっかりケレン・ペーパー掛けで落としておくのも大事です。
外壁塗装の費用相場
実際には塗装面積で大きく変わってきますので、20坪から60坪までの大きさでの参考価格を以下の表で確認してみてください。
坪数(延べ坪数) | 塗装面積 | 外壁塗装 相場 |
---|---|---|
20坪 | 約80㎡ | 約40~60万円 |
30坪 | 約120㎡ | 約60~90万円 |
40坪 | 約160㎡ | 約80~110万円 |
50坪 | 約200㎡ | 約100~150万円 |
60坪 | 約240㎡ | 約130~190万円 |
金属サイディングの一部に錆がでており、外壁塗装が不可能な場合はその部分を張り替えます。
ボールをぶつけたりして変形させてしまった場合も一部張替えで対応できるなら、張り替えた方が確実に劣化を抑えることに繋がります。
張替えの後に外壁塗装を行えば、取り替えた部分が目立つことはありません。
既存の金属サイディング材が既に販売終了している場合は、一部張替えができない場合もございます。
外壁張替えの費用相場
平米あたりの相場は「30,000円/㎡」です。
総2階25坪(約130㎡)の費用相場 | 390万円〜 |
平米あたりの費用相場 | 30,000円/㎡ |
全体的に金属サイディングの錆が激しく、外壁塗装ではお客様のお望みの耐用年数が満たせない場合は、全面的な張替えか外壁カバー工法を行います。
金属サイディングのお住まいで全面的な張替えを行う場合、新しい外壁材も金属サイディングを使用することになります。
これはお住まいの耐震性を考えて、重量の増加を避けるためです。
これまでのサイディングの上に新たな外壁を張り付ける外壁カバー工法も重量の増加を避けるため、軽量な金属サイディングを使用することがほとんどです。
外壁カバー工法の費用相場
平米あたりの相場は「15,000円/㎡」です。
総2階25坪(約130㎡)の費用相場 | 195万円〜 |
平米あたりの費用相場 | 15,000円/㎡ |
ガルバリウム鋼板の外壁材にはさまざまな色のバリエーションが展開されています。
多くの住宅の外壁リフォームに携わってきた街の外壁塗装やさんの経験から、特に人気の高いカラーとその特徴を簡潔にご紹介します。
ブラック
ブラックは金属サイディングの定番カラーであり、モダンで洗練された印象を与えます。
特にシンプルな建物に採用されることが多く、和風建築にも馴染む万能な色です。
一方で、白っぽい汚れや水垢が目立ちやすい点がデメリットですが、その存在感と圧倒的な高級感から選ばれる方が多い印象です。
シルバー
シルバーは金属サイディングならではのシャープな印象を引き立てるカラーです。
ファクトリーやインダストリアル系のデザインに合い、清潔感と鮮やかさを兼ね備えています。
また、汚れが目立ちにくいという実用性も人気の高いポイントです。
ただし、無機質な印象が強くなりがちなため、デザインとの相性が重要です。
ブルー
最近人気を集めているのが、ネイビーブルーや濃いブルー系のカラーです。
高貴で清楚な印象を与えつつ、青色には紫外線を反射しやすい性質があるため、色褪せしにくいのが外壁材として嬉しいポイントです。
個性的かつおしゃれな外観を求める方におすすめの色です。
ホワイト
ホワイトはどの時代でも好まれる定番カラーで、清潔感と明るさが最大限発揮されます。
白は膨張という視覚効果を持ち合わせているため、お住まいが大きく感じる要因にもなることはご存知でしょうか?
汚れが目立ちやすい点がデメリットであり、特に排気ガスやカビ汚れには注意が必要です。
それでも、家を大きく見せる効果や時代を問わない普遍的なデザイン性から、根強い人気を誇ります。
ナチュラル系カラー
最近ではレンガ調やウッド調、ストーン調といった多色プリントのナチュラル系カラーも人気です。
金属サイディングでもこれらの多彩なデザインを模すことができるため、金属の良いところを受け取りつつデザインも妥協したくない方へのニーズに応えられる様になったのです。
ナチュラル系のカラーは汚れが目立ちにくく、温かみのあるデザインを求める方に好まれます。
外壁カバー工法の施工方法
屋根メンテナンスで知られる屋根カバー工法ですが、実は外壁でも同様の施工が可能です。
使用するのはもちろん住宅に負担をかけない軽量な金属系サイディングです。
ただし、カバー工法といっても既存外壁にそのまま金属サイディングを貼りつけていくわけではありません。
まずは金属サイディングを固定するための胴縁を取り付けていきます。
この際に透湿防水シートを張ることで雨漏り防止にも繋がります。
その後、下から外壁材を噛み合わせるようにしっかり張り合わせれば外壁カバー工法は完了です。
モルタル外壁や窯業系サイディング外壁で雨漏りを起こしてしまったときの補修方法としても、金属サイディングでの外壁カバー工法は選択肢の一つに入ります。
外壁カバー工法を行うことで雨漏りの改善、イメージチェンジが一度で行えるため、住宅の劣化が気になられている方、全体的な修繕が必要だと考えられている方には最適な補修方法です。
金属サイディングを使用した外壁カバー工法のメリット
張替えよりも安くリフォームできる
外壁全体の修繕を検討しているが費用はなるべくかけたくない、大きなイメージチェンジを図りたいとお考えの方は是非一度、私たち街の外壁塗装やさんへご相談ください。
断熱性や防音性の向上
カバー工法の工程に登場した胴縁によって既存外壁と新規の金属系サイディングの間に通気層が確保できますので、空気層による断熱性能もアップします。
断熱材一体型の金属サイディングが主流ですので、空気層の効果以外にもお住まいの断熱性を向上させてくれるポイントが多いのも嬉しいですね。
この断熱効果は金属素材に抱かれがちな「熱を持って温度が上がりそう」というイメージを吹き飛ばすほどの低熱伝導率(熱の伝わりづらさ)となるほどです!
加えて、断熱材が防音効果も生み出してくれるので、防音性向上という副次的なメリットも期待できます。
※熱伝導率(W/m・k)値は数値が小さいほど熱が伝わりにくいことを表します
現在、外壁リフォームを検討されている方も、補修の必要性があるという方もやはり気になるのはコストかと思います。
外壁塗装と比較すると外壁張替・カバー工法はどちらも高い費用が掛かってしまいます。
しかし、一度金属サイディングへ切り替えてしまえば、今後のメンテナンスは驚くほど簡単になります。
もちろん全くメンテナンスが必要ないという訳ではなく、清掃やコーキングの打ち替え等を継続する必要がありますが、モルタルのように性質上発生し続けるクラックを補修する必要はなくなります。
欠けてしまった窯業系サイディングを補修する必要もなくなります。
金属系サイディングは吸水性が低いため凍害の恐れがありません。
地震による割れも起きません。
金属サイディングが劣化する原因である【錆】の発生さえ防げば良いのです。
現在主力となっているガルバリウム鋼板、SGL、アルミは非常に錆びにくく、メンテナンス自体も簡単です。
外壁カバー工法は既存外壁材を剥がす必要もないため、撤去・処分費用がほとんどかからず経済的な工事と言えます。
「外壁全体の修繕を検討しているが、費用はなるべくかけたくない」
「大きなイメージチェンジを図りたい」
「今後雨漏りの心配がないお住まいに仕上げたい」
とお考えの方は是非一度、私たち街の外壁塗装やさんへご相談ください。
-
金属系サイディングの現在の主力はガルバリウム鋼板・SGL鋼板製の製品です。
-
屋根同様、外壁も軽量に仕上げることで地震による建物の揺れを小さく抑えることができます。金属系サイディングは非常に軽量なため、既存外壁に対しての外壁カバー工法にも最適です。
-
吸水性の低い金属系サイディングでも汚れ・苔・藻等の付着物が水を含むことで錆が発生することがあります。
-
金属系サイディングにもコーキングで保護するような隙間が存在します。コーキングの劣化により雨水の浸入・錆の発生を引き起こす可能性があるため、コーキング補修は欠かせません。
-
塗膜が劣化することで起こるチョーキング現象は、金属系サイディングでも発生します。吸水性は低いですが塗膜の劣化が錆びに直結しますので、施工後10年前後で塗装を検討しましょう。
-
現在の金属系サイディングは多少の傷でも非常に錆びにくい成分構成で出来ていますが、全く錆びないという訳ではありませんので定期的なメンテナンスは必要不可欠です。
-
外壁材が寿命を迎えてしまっている場合、張替か金属サイディングによる外壁カバー工法も可能です。外壁カバーでは雨漏りが改善されるほか、断熱性の向上、イメージチェンジ等たくさんのメリットを一度に手に入れることもできます。
-
金属サイディングが気になる、費用に関して聞きたい、外壁からの雨漏りにお困りの方はお気軽に私たち街の外壁塗装やさんへご相談ください。
関連するブログ一覧
40坪の外壁塗装にかかる費用相場は?価格の変動ポイントや適正価格を知る方法
外壁塗装で相見積もりを取った方が良い理由とは?適正価格と信頼できる業者の見極め方を解説
外壁塗装工事を提案させていただいた江戸川区一之江のお客様邸の現地調査時の様子
関連する施工事例一覧
街の外壁塗装やさんは日本全国へ展開中です!
街の外壁塗装やさんは東京都以外にも千葉県、神奈川県などでも外装リフォームを承っております。お住まいのエリアをお選びいただくと、各エリアの街の外壁塗装やさんサイトへ移動します。
街の外壁塗装やさんは東京都以外にも千葉県、神奈川県などでも外装リフォームを承っております。バナーをタップすると街の外壁塗装やさん全国版サイトへ移動します。