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外壁塗装に追加料金は発生するの? 追加料金に対する正しい考え方
更新日 : 2024年03月15日
更新日 : 2024年03月15日
外壁塗装工事において、「追加料金」が発生することはまずありえません。 「塗装工事をしたご近所や知人から、見積書の金額よりも高くなったと聞いた」というお話はよく聞きますが、お住まいの状態を入念に調査したうえで提案をするのが正しい流れですから、工事を進めていくなかで「いつの間にか追加料金が発生していた」のでは優良な業者とは言えないでしょう。 お客様が安心してご納得いただけるために、外壁塗装でなぜ追加料金が発生しないのか?発生するのはどんなケースか?詳しく解説いたします。
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外壁塗装での追加料金、発生するのか・しないのかは大きな問題です
お家を維持していく上で必ず必要となるのが外壁塗装です。「そろそろ自分の家も…」と考えはじめたら、まずはだいたいの予算を決めてお見積もりを取ると思います。逆にお見積もりを取ってから、現在の懐事情を考えて検討する方もいると思います。
お見積もりとご提案内容にご納得いただき、ご契約に至るわけですから、その後に「追加料金がかかる」と言われても困ってしまいますよね。ただでさえ高額な工事なのに、そんなことがあってはお家に必要なお手入れもできなくなってしまいます。しかし、ご安心ください。基本的に外壁塗装には追加料金は発生しないのです。
外壁塗装に追加料金は発生しませんと断言できる理由
よく外壁塗装は料金体系が不明確と言われます。確かに同じ家を塗るにしても、業者によって出てくるお見積もりの価格が大きく違うこともあるので、そういった部分は否めません。 しかし、実は一つ一つの業者を見ていくとそうではなく、かなり明確な料金体系であることが分かります。ほとんどの業者が1平方メートルを塗る価格(平米単価)×塗る面積でお見積もりを作成しているからです。
同じ家ならば、塗る面積は同じです(実測による多少の誤差はあります)。外壁に傷みが出ており、その補修が必要な場合もお見積もりにいくらかかるかも一般的な業者なら掲載されています。 平米単価や諸経費などは各社で異なるにしても、塗る面積に関しては変わることがありませんから、必然的に明確な料金体系とならざるえないのです。このことからも追加料金が発生しませんと断言してもいいのです。
工事内容の変更と追加工事があると金額は変化します
ところが外壁塗装では料金が追加となるケースが時々、発生します。塗る面積が明確であっても、想定外のことが起こるからです。弊社では屋根にものぼってこと細かく点検しますが、それでも見えない部分・見にくい部分というのは出てきます。そういった部分に補修や工事が必要になったりすると、どうしても金額は変化してしまうのです。
工事内容を変更せざる得ない場合、追加しなければならない場合、やはり工事総額は変化しますし、増えてしまうことがほとんどです。お家を維持する上で、お見積もり以外の工事が必要となったために金額が増えてしまうことがあるのです。
当たり前のことですが、お見積もりの時には足場が仮設されていません。したがって、どうしても足場が組まれてはじめて近くで見ることできる部分というのも存在します。 平屋ならばそういった部分はほぼないのですが、2階建て以上になるとそういった部分もでてきます。狭小地の場合はブラインドになっていて見えない部分もありますし、3階建てともなるとそういった部分も多くなってきます。
かつて、足場を組んで下からは見えなかった軒天を初めて確認した時、穴が大きく開いており、小動物が巣にしていた形跡があったこともありました。おそらく近くに大きな木がありましたので、ここから出入りしていたのであろうと推測できましたが、細くて人間には登ることが不可能でした。こういった見積もり段階では分からない・予想できないことがあった場合、そこを直すために金額の変更が発生することがあります。
街の外壁塗装やさんでは見えない部分であっても、その周囲に異常が発生している場合、おそらくその部分も補修が必要であるということをお見積もり段階でお伝えしています。
現在の建物というのはほとんどの場合、外壁から内壁まで何層もある多重構造となっています。外壁の張替えなども街の外壁塗装やさんのお仕事です。 表面の外壁を張り替えるだけなら、明確な金額をお見積もりに記載することができるのですが、雨漏りなどが発生している場合、その下の防水シートや胴縁(外壁を固定するための板)にどの程度の補修が必要かは実際に見てみないと分からないのです。もちろん、この場合もお見積もり段階でそういった補修の可能性があることはお伝えしています。
厄介なのがモルタル外壁です。こちらは古くなってくると塗膜がその層ごと剥離してくることがあります。きちんと密着している部分としてない部分では打診音で判断できるのですが、見積もり段階の足場がないケースではそれができる範囲も限られます。 この場合、お見積もり段階では打診できた面積のうち、どれだけ密着していなかったかを計算し、金額を提示しています。正確な金額をお伝えできるのはやはり、足場を仮設してからとなります。
滅多にないことですが、外壁の下塗りを終え、中塗りを進めている時、お施主様から「どうもイメージと違うのでもう少し暗い(明るい)色にしてほしい」とリクエストを承ることがあります。こういった場合は変更に当たるため、それに伴った料金が発生します。
また、「やはり高耐候の塗料で塗ってほしい」と塗料の変更を求められる方もいらっしゃいます。塗料によっては下塗りからやり直さなければならない場合もあるため、料金が非常に高額になることもあります。
街の外壁塗装やさんではこういったことで、お施主様のご負担が増えないように塗り替え前には無料でカラーシミュレーションを作成しています。また、各種塗料のメリットや耐用年数もご説明しています。
お家の外壁などを綺麗にすると、その他の汚れが気になるというのは誰にでもあることです。お庭の物置、本来は塗る予定ではなかった門柱などの玄関周り、塀や柵、手摺りなどさまざまな部分の塗装を追加で頼まれることも多いのです。
私達を信頼して工事をご依頼いただくのはとてもありがたいのですが、塗っても数年しか持たないようなところはお断りすることもあります。予め、お伝えくださればポストなどの小物はサービスで対応することも可能ですので、お打ち合わせ時などにご相談ください。
世の中にはびっくりするような低額で外壁塗装ができるような営業をしている業者もいます。どう考えてもギリギリというよりほぼ赤字にしかならないような金額なのですが、そういった営業を何年も続けている業者もいます。 前述の業者とは違うのですが以前、激安の業に頼んでトラブルにあったという方のお話を聞く機会がありましたので、その実状をお伝えします。
当初はすごく愛想がよくて、とても悪い人に見えなかったのだが、下塗りが終わった頃から急変し、「想像以上に外壁が傷んでいたので補修するために追加料金が必要」と言い出したそうです。その金額を聞くと最初に一括で払った金額の数倍であったため、「そこまでは出せないから、追加金額なしでできる範囲でやってほしい」と伝えたところ、「これ以上の工事はできない」と途中で引き上げてしまったそうです。 どうしようもなくなり、他の業者に連絡したところ、何社かは見に来てくれたそうですが、「工事の品質はともかく、下塗りに何が塗られているか分からないので工事は引き受けられない」と帰ってしまわれたそうです。
どうしようもなくなり、困っていたところ、その激安業者から「引き受けた仕事を途中で投げ出すわけにはいかないから、金額面ではギリギリまで安くするので仕事を続けたい」と連絡があったそうです。追加料金を払って仕上げてもらったはいいけれども保証ないし、言われていたほど長持ちしないし、後に他の業者に聞いたら、かなり高めの金額だったとさんざんだったそうです。 確かに金額を聞いたところ、総額は相場よりもかなり高めでした。 悪徳業者であり、褒めるわけにはいかないのですが、相当に考えられた手口です。
下塗りの段階で現場を放り出すのはこれ、本当に困ります。中塗りまで済んでいれば、次の外壁塗装を早めにしようと考える方もいるでしょう。中塗りの途中であれば、お施主様が「これだけの追加を払うから中塗りだけは済ませてくれ」と値切った交渉もできます。本当に悪意のある業者で下塗りにこれから塗ると言っていた塗料と相性が悪いものを塗っていれば、次に来た業者がそれを信じて塗装した場合、すぐに剥がれてきます。責任の所在が下手をしたら、次に来た業者になってしまうわけです。 悪徳業者には他のことに頭を使って欲しいものです。
雨天などの順延によって追加工事費用がかかることはありません
外壁塗装など外で行う工事はお天気に左右されます。そのため、天気が悪いと工期も伸び、完成まで月日がかかるわけですが、そのことによって追加料金がかかることはありません。 お客様が業者にお支払いするのは材料費と作業費です。作業していない日の料金を請求するのは明らかにおかしいことであり、あってはならないことです。
私達は建物を大事にしてもらい、そこに長く住んでほしいから無料で点検を行っています。また点検の際も、お見積もりの際も建物を細部まで見て、追加料金などが発生しないようにしています。
外壁塗装がどれくらいかかるのか知りたいという方は一度、無料の点検とお見積もりを受けてみてはいかがでしょうか。 その際に外壁塗装や屋根塗装だけでなく、他の塗りたい部分をおっしゃっていただければ、もちろんそこについてもお見積もりをいたします。 また、お客様が工事をしたい部分以外に追加工事となりそうな優先すべきメンテナンスがある場合はそのこともお伝えします。 優先して直すべきところと気になるところ、全てを直した場合にかかる総額を知っておけば、計画も立てやすくなるし、予算の都合もつけやすくなるでしょう。
大きな金額がかかるリフォームは計画を立てて進めるべきです。今、必要でなくても、無料点検を受けてみてはいかがでしょうか。数年後以降に「工事を始めて見なければいくらかかるか分からない」状態になってから点検やお見積もりをするよりも確実に費用は抑えられます。相見積もりなどを取って、相場などを知ることもできるのでお薦めです。
外壁塗装に追加料金は発生するの?のまとめ
- 基本的に外壁塗装に追加料金は発生しません
- 業者によって単価は違いますが、単価と塗る面積で料金が決まる明朗会計です
- 工事内容の変更と追加工事があると支払額も変わります
- 見れなかった部分、見えない部分の存在が工事内容の変更と追加に繋がります
- お施主様からの追加工事のご依頼があった場合、工事金額が変更されることもあります
- 追加料金目当てに低額で契約する悪徳業者にご注意ください
- 雨天などの順延によって追加工事費用がかかることもありません
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