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材料で異なる瓦屋根のメンテナンスと塗装時の注意点をチェック
屋根にはスレート屋根や瓦屋根などいくつか種類があります。最近スレート屋根材を使用している住宅をよく見かけますが、今も高い人気を誇るのは伝統的な「瓦屋根」です。瓦屋根には独特の趣があり「日本家屋らしい落ち着いた雰囲気が好き」という方も多いのではないでしょうか?
瓦屋根というと「メンテナンスがあまり必要ない」「耐久性が高い」というイメージをお持ちの方が多いと思います。しかし雨漏りなどを防止するには、やはり定期的なメンテナンスが欠かせません。瓦屋根を過剰に信頼してメンテナンスを怠ると、スレート屋根と同様に雨漏りが発生するリスクは高まってしまいます。
そこで今回は瓦屋根の種類やそのメンテナンス方法まで徹底的に解説します。最近建てられたお住まいや新築をご検討中の方が使用する屋根瓦は「粘土瓦」が多いのですが、屋根瓦には「セメント瓦」なども存在しています。リフォームをご検討中の方はお住まいの瓦に何が使われているのかご判断のうえ、外壁塗装や補修を行いましょう。街の外壁塗装やさんでは屋根瓦のメンテナンスも承っています。ご不明点がございましたら、ぜひご相談ください。
【動画で確認「瓦の塗装と注意点」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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動画で見たいという方は是非ご覧ください!
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屋根瓦の種類は3つ!使われる素材と特徴とは
「瓦」と聞くと多くの方は灰色で波型の「昔ながらの瓦」を頭に浮かべるのではないでしょうか。このほかにも色のバリエーションが豊富で洋風建築に合わせやすい凹凸を大きくした瓦を想像する方もいらっしゃるでしょう。
あまり知られていませんが実は薄い板状のスレート(コロニアルやカラーベストとも呼ばれる)にも、また金属系屋根材(トタンや瓦棒)にも「瓦」という名前がついています。実際に「瓦屋根」を使っている住宅はかなり多いのではないでしょうか。
従来の瓦の優れているところは、厚みがあることによって「断熱性」「遮音性」が高いことです。お住まいに重厚感を持たせたい方や、耐久性の高い屋根材を使用したい方、快適性を求める方に人気があります。今回ご紹介する3種類の瓦屋根材は、それぞれ材料やメンテナンス方法が異なります。瓦屋根をご検討されている方、瓦屋根のメンテナンスをご検討中の方はぜひご参考にしてください。
なお屋根材の中には、瓦の形をした金属系屋根材も存在します。金属瓦のメンテナンスは鉄部塗装に注意点がございます。よく内容を把握したうえで検討しましょう。
1.粘土瓦の特徴と注意点
「粘土瓦」で一番最初に思い浮かべるのは、いわゆる昔ながらの日本瓦でしょう。そのほか独特の光沢がある「いぶし瓦」、鮮やかな緑青(ろくしょう)やオレンジの瓦など釉薬を使って仕上げる「釉薬瓦」があります。また洋風デザインの「スペイン(スパニッシュ)瓦」も粘土瓦です。スペイン瓦は粘土を高温で素焼きに仕上げた素朴な温かみが特徴です。
「いぶし瓦」は焼きの最後の工程で燻す作業を行います。これによって瓦を炭化させ、表面だけではなく瓦内部まで灰色に仕上げるのです。
燻して仕上げる「いぶし瓦」に対して表面に釉薬(ゆうやく・うわぐすり)を塗り、化学反応を起こすことで色をつけるのが「釉薬瓦」です。釉薬を塗ったところだけに色がつくので、裏面は粘土の色のままになります。
素焼きのスペイン瓦は粘土本来の色をしていて、一枚一枚全く同じ色になることのない素朴な風合いが特徴です。施工したばかりのときは鮮やかな色をしていますが、時間の経過とともに少しずつ落ち着いた色合いへと変化します。
粘土瓦は高温で焼き上げるため、表面の仕上がりは陶器のようです。雨水の侵入を防げるため、塗膜で保護する必要がありません。このことからスペイン瓦のことを「メンテナンスフリー」と言われることがあります。
2. セメント瓦
瓦には粘土以外で造られているものもあります。セメント瓦は名前のとおりセメントと砂を混ぜて造った屋根材で、安価なため流行した時期がありました。セメント瓦はモルタルを瓦型に形成するタイプの屋根材ですが、「スレート瓦」の主原料もセメントです。そのためセメント瓦のことを「厚型スレート」と呼ぶこともあります。
セメント瓦は顔料を塗りこんだり、固まったあとに塗装して仕上げたりするため、経年により塗膜の劣化が起こります。塗膜が劣化するとセメント瓦が水を吸い込み、耐久性が落ちてしまいます。セメント瓦は粘土瓦と違い、定期的に素地を塗膜保護するための塗装メンテナンスが必要です。セメント製のスレート屋根材も同様のメンテナンスを行わなければいけません。
セメント瓦は現在ほとんど製造されていません。セメント瓦は製造過程で耐久性を高めるための石綿(アスベスト)を混入させています。皆さんもご存じのとおり、石綿(アスベスト)は中脾腫や肺がんの原因になる鉱石で、一時期多くの建材に使用されていました。そのためセメント瓦は現在ほとんど製造されていません。
セメント瓦がもし割れてしまうと代わりになる瓦が少ないため、現在は屋根の吹き替え工事を行うケースが非常に多くなっています。ちなみに外壁材に多く使用される「窯業系サイディング」もセメント系建材ですから、セメント瓦と同様に塗膜の劣化によって水が浸透し傷んでしまいます。塗膜の劣化を示す「チョーキング現象」が見られた場合は、塗膜保護のために外壁塗装をご検討ください。
3.乾式コンクリート瓦
乾式コンクリート瓦はセメントと骨材を水で混ぜて製造します。前述したセメント瓦と同じく吸水性の高いセメントを使っているため、塗膜保護のための塗装メンテナンスが欠かせません。ではセメント瓦と乾式コンクリート瓦にはどのような違いがあるのでしょうか?それは「瓦の耐久性」です。
乾式コンクリート瓦は表面の劣化を防ぐためにコンクリートと同質の「無機質着色剤」を2~3mmほどの厚さで塗装し、その上からクリアー塗装で表面を保護します。この塗装の層を「スラリー層」といい、吸水を予防する役割をしてくれるため、乾式コンクリート瓦はセメント瓦よりも耐久性に優れています。
セメントが主原料と聞くと石綿(アスベスト)のことが気になるかもしれません。しかし乾式コンクリート瓦は石綿(アスベスト)を一切使用していないのでご安心ください。しかも粘土瓦のように焼き上げ工程がないので健康にも環境にも優しい屋根材となっています。 乾式コンクリート瓦はメーカーによって呼び方(商品名)が異なります。モニエル瓦、スカンジア瓦、パラマウント瓦などは商品名で、すべて乾式コンクリート瓦です。現在製造中止されていてお問い合わせ先もないので、雨漏りなど劣化が認められた場合はセメント瓦と同じく葺き替え工事で屋根材を一新して不具合を解消する方法が選ばれています。
瓦を使用するメリットはその耐久性です。比較するとスレート屋根の耐用年数は25~30年、セメント・乾式コンクリート瓦は30~40年以上、そして粘土瓦に至っては50年超もの優れた耐久性があります。
しかし耐久性が優れているとはいえ「全くメンテナンスをしなくてよい」ということにはなりません。放置していると、いずれ雨漏りなどのトラブルが起こってしまうでしょう。大切なお住まいを守るためにも、それぞれの瓦に合わせたメンテナンス方法をご検討ください。
1. 「瓦の差し替え」を行うケース
耐久性が優れた瓦は長年に渡って雨水や強風からお住まいを守ってくれます。しかし何かがぶつかるなど、瞬間的な衝撃を受けると割れてしまうことがあります。雨漏りを防ぐ防水紙(ルーフィングシート)で保護されているため、瓦が割れたからといってすぐに雨漏りを起こすわけではありません。しかし、屋根材の保護を失うと防水紙も劣化が早く進んでしまうため、穴が開いてしまう前に屋根補修を行いましょう。
瓦の差し替え自体は難しい作業ではありません。しかし差し替えた瓦の色の違いが気になるという方もいらっしゃいます。また現在製造されていないセメント瓦や乾式コンクリート瓦は同質の瓦がなかなか見つからないという問題があります。
2. 「漆喰詰め直し」を行うケース
スレートや金属屋根材と違い、瓦屋根には接着および雨水の侵入を防ぐために漆喰を使います。棟瓦と平瓦の間に漆喰を塗るのですが、経年によって劣化しひび割れを起こしてしまいます。漆喰はコーキングのように防水機能を持つため、剥がれてしまうと棟に雨水が侵入し内部の土が流れ出してしまいます。劣化が進行すると雨漏りの原因になりますので、10年を目安に定期的な補修が必要です。
元々ある漆喰の上から重ねて漆喰を塗る「詰め増し」という補修方法もありますが、劣化した漆喰ごと剥がれ落ちるリスクもあります。できれば一度古い漆喰を撤去してから新たに塗り直す方法が理想です。
3. 「棟瓦の取り直し」を行うケース
屋根の頂上には棟が水平に積み上げられているのですが、劣化によって曲がったり崩れたりすることがあります。原因は地震や漆喰の劣化などです。棟が崩れてしまうと平瓦を固定できなくなり、瓦の捲れや落下につながります。それによって発生した隙間から雨水が浸入すると雨漏りを起こしてしまうので、きちんとメンテナンスを行わなければいけません。
棟が曲がっている場合は漆喰の補修だけでは改善できません。少々大変ですが一度棟を崩して積み直さなければいけないので、耐久性を高めるためにも耐震耐風性能の高いガイドライン工法で補修することをおすすめします。
4.「瓦屋根の葺き直し」を行うケース
実は雨漏りを防ぐ役割をしているのは瓦などの屋根材ではありません。雨漏りを防いでくれるのは、瓦の下に敷いている防水紙という下葺き材です。たとえ寿命の長い瓦を使っていても、防水紙が劣化してしまうと雨漏りを起こしてしまうことがあります。
一般的な防水紙の寿命は約20年です。「粘土瓦は強いから大丈夫」だと油断せずに、定期的な瓦や防水紙の葺き直しを検討しましょう。
瓦を一度全部外して下地の補強をする葺き直し工事は、メンテナンスフリーの瓦だからこそ行えるメンテナンスです。元々ある瓦を使うため、葺き替え工事よりも既存屋根材の処分費用などが抑えられます。
ただし「ラバーロック工法」で施工している場合は葺き替え工事の方がよいかもしれません。というのも「ラバーロック工法」では瓦同士を接着させているため、葺き直す場合には1枚1枚瓦のコーキング材を剥がさなければいけないのです。手間も工期もかかるため、葺き直しと葺き替えのどちらが良いのかアドバイスをもらうのもおすすめです。
ただし「ラバーロック工法」で施工している場合は葺き替え工事の方がよいかもしれません。というのも「ラバーロック工法」では瓦同士を接着させているため、葺き直す場合には1枚1枚瓦のコーキング材を剥がさなければいけないのです。手間も工期もかかるため、葺き直しと葺き替えのどちらが良いのかアドバイスをもらうのもおすすめです。
5.「屋根塗装」を行うケース
粘土瓦が色あせてくると屋根塗装をご検討される方もいらっしゃるかと思いますが、基本的に粘土瓦には塗装する必要がありません。確かに色褪せ改善用の塗料もあるのですが、塗料の密着性によっては塗膜剥離を起こすことがあり、塗装し直しているのに見栄えが悪くなってしまうケースがあります。粘土瓦の場合は経年による変化も「味」となるため、人気な屋根材の理由の一つなのです。
セメント瓦や乾式コンクリート瓦は瓦に苔が付着することがあります。また瓦が雨水などを吸水して劣化することもあります。そのためセメント瓦や乾式コンクリート瓦は10~15年を目安に塗装しなければいけません。塗装方法に関しては瓦の種類や特徴を見極めて適切な塗装をする必要があります。セメント瓦や乾式コンクリート瓦の塗装のご相談は街の外壁塗装やさんにお任せください!
6. 「屋根葺き替え」を行うケース
屋根の葺き替え工事は屋根材を変更する場合や、劣化が著しく葺き直し工事では対応できない場合に行います。たとえば雨漏りを起こしてしまったり、建物全体の老朽化により屋根の下地材がかなり劣化してしまったりというケースです。他にも防災面の観点から屋根全体を軽量化したいという場合も葺き替え工事を行います。
葺き替え工事を行うと屋根下地(野地板・防水紙・桟木)をすべて一気に補修できるため、その後20年ほど屋根の不安なく過ごせることがメリットです。
葺き替え工事を行うと屋根下地(野地板・防水紙・桟木)をすべて一気に補修できるため、その後20年ほど屋根の不安なく過ごせることがメリットです。
屋根の葺き替えで屋根材を違うタイプのものに変更するとき「今の雰囲気や重厚感などが損なわれるのでは?」と少し不安になる方もいらっしゃるかと思います。そんな方におすすめの屋根材がルーガ雅、ローマン、ルーガ鉄平、クラシックスタイルなどのハイブリッド瓦です。ルーガシリーズはセメント瓦ですが、グラッサコートという色褪せや劣化を防ぐ加工が施されています。
そのため従来のセメント瓦と違い、頻繁な塗装の心配はありません。施工費用はかかりますが、メンテナンスの回数が減るため長期的に考えると決して高くはない瓦屋根材といえるでしょう。既存の屋根の上に軽量な新しい屋根材を被せる「カバー工法」が可能なことも、上記で紹介した4種類のハイブリット瓦の強みです。
そのため従来のセメント瓦と違い、頻繁な塗装の心配はありません。施工費用はかかりますが、メンテナンスの回数が減るため長期的に考えると決して高くはない瓦屋根材といえるでしょう。既存の屋根の上に軽量な新しい屋根材を被せる「カバー工法」が可能なことも、上記で紹介した4種類のハイブリット瓦の強みです。
屋根の葺き直し工事や葺き替え工事は高所作業です。また瓦の保管や撤去を行う際のスペースを確保しなければいけないため「足場」の設置が必要になります。足場を設置するため、同様に足場が必要な外壁塗装のメンテナンスも一緒に行うのがおすすめです。
令和4年4月1日より、建築物等の解体・改修工事を行う施工業者は、大気汚染防止法に基づき石綿(アスベスト)含有建材有無の事前調査結果を都道府県等に報告することが義務づけられています。
街の外壁塗装やさんでは、基準に則った正しい調査・報告を実施しております。
街の外壁塗装やさんでは、基準に則った正しい調査・報告を実施しております。
塗膜で保護されているセメント瓦や乾式コンクリート瓦は、定期的に屋根塗装メンテナンスが必要です。この2つは同じセメント瓦に分類されますが、違う特徴をもっているためそれぞれに適した塗装を行わなければいけません。塗装の前には必ずどちらの瓦を使っているのか確認してください。では瓦の種類をどう見極めればよいのでしょうか?塗装上の注意点と一緒に詳しくご紹介します。
セメント瓦を塗装する際の注意点
セメント瓦は塗膜の経年劣化により雨水などの水分が浸透するようになります。瓦が吸水することによってセメント成分の「カルシウム」が外に流れ出すと、表面がザラザラと割れやすくなります。
劣化により瓦が割れてしまうと塗装では回復することができません。瓦自体が劣化してしまう前に適切なメンテナンスを行うことで、セメント瓦の寿命は延ばすことができます。
基本的にセメント瓦の塗装は通常の塗装工程と変わりません。しかし瓦の表面に劣化による「ざらつき」が見られる場合は、下塗りにフィラーでザラザラの凹凸を埋めなければいけません。このときシーラーは使いません。1回の下塗りで凹凸が埋まらない場合は、フィラーを数回塗り重ねて美しく仕上げます。
乾式コンクリート瓦を塗装する際の注意点
「乾式コンクリート瓦」のご紹介のところで少し触れましたが、乾式コンクリート瓦には「スラリー層」があります。スラリー層は吸水を防ぐことで瓦を劣化から守ってくれる重要な役割を持っています。しかし塗装時にこの「スラリー層」をきれいに取り除かなければいけません。 スラリー層はクリアー塗装で表面保護されているので、スラリー層の上から塗装を行うと、古いスラリー層と一緒に塗膜が剥がれてしまう可能性があるのです。しかしスラリー層の除去は大変難しい作業なので、昔は「塗装出来ない瓦」とも言われていました。
現在ではスラリー層の上からでも強く密着する「スラリー瓦用シーラー(水谷ペイント)」や「ハイルーフマイルドシリコン/フッソ(大同塗料)」などが販売されています。乾式コンクリート瓦でも塗料の選び方さえ間違わなければ大丈夫です。
乾式コンクリート瓦の塗装方法はセメント瓦と同じです。ただし高圧洗浄でスラリー層をしっかりと取り除く必要があります。そのため他の屋根材よりも施工日数が長くなくなることは念頭に置いておきましょう。
乾式コンクリート瓦の塗装方法はセメント瓦と同じです。ただし高圧洗浄でスラリー層をしっかりと取り除く必要があります。そのため他の屋根材よりも施工日数が長くなくなることは念頭に置いておきましょう。
セメント瓦と乾式コンクリート瓦を見分けるポイント
セメント瓦と乾式コンクリート瓦は見た目がとても似ているため、判別が難しいと言われています。そこで見分けるためのポイントをご紹介します。
セメント瓦は裏面に布目模様があり、カッターを使うと瓦の表面の塗膜は簡単に傷がつきます。加えて瓦の端(小口と呼ばれる箇所)は滑らかでツルっとした仕上がりが特徴的です。
乾式コンクリート瓦は裏面を見ると会社名(ロゴ)が刻印されているのですぐに分かります。また裏返さなくても見分ける方法として、小口がデコボコでザラっとしていること、触ると指に粉が付着するという特徴も判別材料となります。。塗装の際は高圧洗浄機を使いますが、洗浄後にまだ粉が着く場合は洗浄が足りないというサインです。洗浄するときに出る流れる水はとても汚いので、しっかり対策をしてご近所にご迷惑がかからないように行いましょう。
瓦屋根の補修と外壁塗装は同時に行いましょう
瓦屋根は耐久性が高く長くご使用いただけます。しかしメンテナンスの必要性はこの記事からご理解いただけたのではないでしょうか?
瓦1枚の差し替えや、漆喰補修を部分的に行う分には足場を組まなくてもよいケースもあります。しかし10年ごとなど必要年数に応じて最適な補修を行うにはやはり足場が必要です。 足場仮設の費用は1回あたり15~20万円ですから決して安いものではありません。メンテナンス時期を見てみると外壁塗装の周期と似ているため、瓦屋根と外壁のメンテナンスは同時に行うことをおすすめします。こうすることで足場を組む手間も1度で済み、メンテナンス回数を少なくできるため、長期的なランニングコストを抑えられます。
外壁の点検や塗装は、街の外装塗装やさんにご相談ください。街の外壁塗装やさんではお住まい全体の状態チェックや建材に合わせた最適なメンテナンスをご提案させていただきます。
外壁と屋根のメンテナンスは切り離せないものです。たとえば瓦屋根の劣化で雨漏りを起こした場合、外壁材の内部まで雨水が侵入して外壁の塗膜が剥がれたり膨れたりすることも考えられます。屋根と外壁はなるべく一緒にメンテナンス・補修を行い、屋根の不具合が外壁塗装まで影響を及ぼさないよう適切に対応することが大切です。街の外壁塗装やさんではお住まい全体の点検や無料見積もりも承っております。瓦屋根のメンテナンスをお考えの際にもぜひご相談ください。
外壁と屋根のメンテナンスは切り離せないものです。たとえば瓦屋根の劣化で雨漏りを起こした場合、外壁材の内部まで雨水が侵入して外壁の塗膜が剥がれたり膨れたりすることも考えられます。屋根と外壁はなるべく一緒にメンテナンス・補修を行い、屋根の不具合が外壁塗装まで影響を及ぼさないよう適切に対応することが大切です。街の外壁塗装やさんではお住まい全体の点検や無料見積もりも承っております。瓦屋根のメンテナンスをお考えの際にもぜひご相談ください。
【まとめ】瓦屋根のメンテナンスと塗装時の注意点
- 瓦屋根の特徴によって補修方法は異なるが、適切なメンテナンスを行うと今後30年以上の使用も可能になる
- 瓦の耐久性を高いまま維持するには、漆喰や防水紙の経年劣化を確認し定期的なメンテナンスを行う必要がある
- セメント瓦や乾式コンクリート瓦は雨水などの吸収によって劣化するため、瓦屋根の補修とともに屋根塗装を行う
- 経年劣化によって表面が凸凹しているセメント瓦は、フィラーを使って表面を滑らかに仕上げたあとに塗装をする
- 乾式コンクリート瓦を塗装する場合はまず「スラリー層」をきれいに取り除かなければいけない。そのうえで下地に合う塗料を選び塗膜剥離を防止する
- 耐久性が高い瓦屋根も定期的なメンテナンスは必要。足場仮設が必要なケースなら外壁メンテナンスを同時に行い長期的な費用負担を抑える
- 瓦屋根の経年劣化は外壁の劣化につながる可能性がある。屋根と外壁は同時に点検し、最適な補修工事ができる業者に工事を依頼することがおすすめ
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