
江東区|木製サイディング塗替え、同じ色で濃淡の違いは?
江東区のお客様の木製サイディングの変色は、防火材のリン酸塩と最初に塗った塗料の酸化鉄による化学反応という事が判明し、酸化鉄の含まれない塗料でテストを行っておりました。テスト期間中、変色が無い事を確認したので、いよいよ最終的な色選びとなります。
お客様は最初に塗装を行った色をとても気にいっていらっしゃったので、慎重に色選びを行い、ニットコウで同じ色番号でも濃淡をつけて実際の木製サイディングに塗装テストを実施いたしました。
気にいっていただける色であればよいのですが・・。


分かりやすいように、段を分けて塗装テストを実施することになりました。その為には既存塗膜を剥がしてあげる必要があります。浸透系塗料専用の剥離剤を使用して、既存塗料を全て剥がしてしまいます。
ほぼ白木の状態になったところで、乾燥させるために1日時間を置きました。
ニットコウ同じ番号での色の差「濃」「普通」


リン酸塩と反応する酸化鉄の含まれていない、和新化学工業の「ガードラックラテックス」を使用してテスト塗装を行います。色はニットコウで95-30Dという赤紫系の色でも一番濃い色になります。
その同じ番号でも「濃」「標準」と作ってもらいました。
サンプルの色からしても同じ番号とは思えない差があるのがわかりますね。
実際に塗った色の差「濃」「普通」

実際に塗装してみても差は歴然としておりました。何故、「濃」を作成したかと言えば、最初に塗装したのが、ガードラックアクアで同じ色番号での「濃」にしていたためです。
凄く勉強になったのは、同じメーカーで同じ色番号であっても、塗料が異なるとまったく同じ色にはならないという事でした。
このことは、おそらく他メーカーの塗料でも起きえることだと思われます。
塗装の色選びは、みなさんとてもお悩みになる部分です。思い込みや先入観は捨ててみましょう。
最終的にお客様は「普通」の濃さをお選びになり、これで同じようになるだろうと、言っていただけました。
ただし、浸透系塗料は塗り重ねの回数でも色の濃さは当然変わってきますのでご注意ください。
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