HOME
施工事例
江戸川区大杉で令和元年東日本台風災害でのサイディング部分交換工事、火災保険を使用しての修繕です

　江戸川区大杉で、一昨年に発生した令和元年東日本台風のご被害で窯業系サイディングの外壁に傷がついてしまったので、火災保険を使用出来るのであれば張り替えによる修繕工事をしたいとのご相談を頂き、お伺いさせて頂いた事が始まりです。状況を確認したところ、未だ建てられてからさほど年数も経過しておらず、非常に綺麗な状態のお住まいでした。その中で3階ベランダの正面のサイディング部分にザックリと傷がついてしまっている状態です。高さ的にも明らかに飛来物が当たり、壁を削ってしまった事で発生した物と考えられ、お客様の方でも台風の発生後にお気付きになられたとの事からも台風被害によるものと判断させて頂き、火災保険の申請を進めて参りました。申請書類の準備とお手伝いをさせて頂き、無事承認を経て今回サイディングの部分張り替え工事を進める事となりました。

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容

サイディング張替えその他サイディング部分交換工事

使用材料

ケイミュー　親水14　パイルボーダー

築年数

3年

施工期間

足場着工から足場解体まで3日間

保証年数

お付けしておりません

工事費用

詳しくはお問い合わせ下さい

現地調査の状況

　こちらが現地調査におけるご被害の状況確認となります。恐らく高さ的にも3階のベランダと言う事で、人や物が通常触れる様な場所では有りません。明らかに何かが飛来してこの部分に触れない限りこう言った症状は発生しない場所です。一昨年発生した令和元年東日本台風の影響で、周囲から何らかの物が外壁に直撃しこのようなご被害をもたらせた物と推測されます。

拡大すると症状が判ります

　よくよく確認していくとかなり深めにサイデイングを削ってしまっている状況となります。このままの状態になると素材のセメント質が剥き出しになっているので劣化は進行して傷口が広がっていく事が懸念されます。幸い釘打ち込みで取り付けられているサイディングでしたので、上から全てのサイディングを外しての交換では無く、傷がついてしまった部分のみの張り替え交換による施工が可能であったので、その部分2枚の交換修繕施工のご説明をさせて頂きました。

火災保険を申請して修繕致します

　今回、台風のご被害と言う事で火災保険を申請しての交換施工となります。足場仮設費用や交換に伴う材料、施工費とも全て承認を得て工事を進める事が出来ました。更に御覧の通り未だ綺麗な状態のお住まいですので、必要以上に交換するのではなく、同種類、同色のサイディングを用意して極力違和感のない仕上げで施工させて頂く事となりました。

工事の始まり

　工事のスタートです。高所作業となりますので、部分掛けの足場を仮設させて頂いてからの施工となります。先ずシーリングを撤去し傷付いてしまった既存のサイディングを剥がしていきますが、サイディングは上下で咬み合わせて取り付けれていますので、交換をしない上下のサイディングに衝撃を与えて割れを来たしてしまうと言った事が無い様、慎重且つ丁寧に外していく必要性が有りました。

既存サイディングの撤去完了です

　無事既存サイディングの撤去が出来ました。撤去した内側は未だ胴縁や防水シートの方も綺麗な状態です。ほとんど新築時と変わらない状況でしたので、そのまま既存下地を活用してこの上に新しいサイディングを取り付けて参ります。

既存のサイディングと同種同色のサイディングを用意

　こちらが撤去したサイディングと新たに取り付けるサイディングとなります。模様や色を事前に調べて、同種類、同色のサイディングでご用意させて頂きました。ケイミュー社製のパイルボーダーと言う商品で色はミルクホワイトです。しかし並べてみると若干では有りますが、上の既存のサイディングの方が色がほんの少し褪せ始めているので薄めに映ります。その辺りはお客様の方でもご理解を頂いており、傷を放置するよりは少し色が変わってしまう事は問題ないとのご了承を頂いての施工となります。

サイディングを新たに取り付けます

　この新しいサイディング2枚を上と下の外していない既存のサイディングに咬み合わせて、しっかりと隙間が生まれない様取り付けて参ります。当然規格は同じなのでピッタリと嵌りますが、それぞれ上下のサイディングが咬み合う様になっているので、その辺りをしっかりと調整して取り付けて行く事が必要となります。

2枚をくの字にしてはめ込んでいきます

　要は上のサイディングに1枚目を咬ませ、下のサイディングに2枚目を咬ませてくの字にした形で新しいサイディング同士も咬ませて嵌め込むように取り付けて行く事となります。簡単そうですが力任せに無理して取り付ける事は出来ず、当然上下のサイディングに影響が出ない様に、それと新たに取り付けるサイディングも割れない様2人でゆっくりと丁寧に取り付けて参りました。

釘を打ち込んで取り付け

　無事嵌め込みの方も完了して釘打ちで固定して行きます。こちらも力任せに打ち込んでしまうと端側が割れやすいので力加減を慎重に取り付けて行く必要があります。

撤去したシーリングの新設

　釘の打ち込みも完了し最後に撤去した再度のシーリングを復旧して完了となります。養生を行いプライマーを入れ、新しいシーリング材を充填してシーリング施工を進めて参ります。

シーリング打ち換え完了

　養生テープを剥がして乾燥させて工事の完成となります。尚、仕上げ工程の一つとして釘の頭にもほぼ同色のタッチアップ材を塗布して工事の完了となりました。

工事の完了

　無事工事の完成となります。新しいシーリング材に部分がどうしても色が異なり目立ちますが、外壁についてはほぼ違和感なく周りと一体となった印象です。お客様の方でも気にならないので大丈夫ですとのお言葉を頂き足場を外す事となりました。

足場を外してお引渡し

　足場を外して工事の完了となります。私たち街の外壁塗装やさんでは塗装工事は勿論、このような外壁の張り替え工事等も施工させて頂いております。今回の様な自然災害によるご被害等では火災保険の申請の準備やお手伝いもさせて頂いて修繕工事を行う事も可能です。引き続き新型コロナウィルス対策も継続して実施しておりますので、皆様もお気軽にご相談下さい。