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施工事例
町田市金森東で雨漏りしている外壁サイディングの張り替え工事と外壁塗装工事

　町田市金森東で外壁改修工事をおこないました。
　お問合せのきっかけは、雨漏りしていることと以前に塗装した塗膜がベロベロに剥がれているので直したい、というお問合せをいただきました。調査に伺うと、サイディング張りの外壁は塗膜が剥がれて浮いている所があり、サイディング自体が雨水を吸ってボロボロな状態になっていました。大分雨漏りの状況が酷いので、サイディングの裏の柱など構造材の劣化が気になるところです。特に建物の角部分は以前に雨漏りによって補修をおこなった事があるそうで、その点もしっかりと調査して安心できる状態にして欲しい、というご要望をいただきました。
　傷んだサイディング部分は新しい物への張り替え工事をおこない、傷みが進行していない所との境目がはっきりしていましたので、その面は塗装工事をおこなう事になりました。
　サイディングを剥がすとやはり柱の腐食が見られましたので、新しい柱への差し替え工事をおこなってからサイディングを張っていきます。入口の取り付けたる庇（看板）は必要ないという事で撤去してから外壁張替えをおこないました。交通量の多い道路に面している建物で、工事後の汚れがあまり目立たない様にしたいというご要望がありましたので、濃いめの色のサイディングを使用する事にしました。
　外壁塗装工事で仕上げる面は建物の裏側に面しているので、サイディングに併せて濃いめの色に仕上げております。サイディングの目地や破風板のジョイントなどに打ってあるコーキングが劣化していましたので、打ち換え工事をおこなってから外壁塗装工事をおこないました。
　足場が外れて建物の全体の状況が確認できると、お客様にとても綺麗になって良かったと有難いお言葉をいただけました。
　私たち街の外壁塗装やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスク着用・アルコール消毒の徹底、オンラインでの打合せにも対応しておりますので、安心して工事をお任せください。

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容

外壁塗装サイディング張替え雨漏り

使用材料

リシェルストーン（オルドＭＧダークブラウン）,ファインパーフェクトトップ（ＮＤ-342）

築年数

25年

施工期間

28日間

保証年数

10年間

建坪

外壁180㎡

工事費用

詳しくはお問合せください

外壁調査

　外壁の調査をおこないました。サイディング張りの外壁で以前に塗装工事が行われていますが、塗膜が剥がれてしまっているので直したいというお問合せをいただきました。
　前回の塗装工事の際に雨漏りしていて、部分的に雨漏り修理工事をおこなったそうですが止まっていない様で、雨漏り修理工事も併せてご依頼いただきました。

　外壁は全てサイディング張りなのですが、塗膜の剥がれは一面だけです。
　全く塗膜に劣化も無い面と、サイディング自体がボロボロになっている面がありますので、傷みが酷い部分を重点的に調査していきます。

　表面の塗膜が剥がれているのですが、黄色く塗装した塗膜だけでなくサイディングの表面が剥がれている状況です。サイディングはもともと塗装で仕上げてあるのですが、サイディング自体が雨漏りによって劣化してしまいボロボロになっているので、表面の塗装面が剥離しています。この状態では、塗装工事での対応が出来ません。

　２階の外壁面もだいぶ傷みが進行しています。室内への雨漏りはありませんが、雨水を弾く撥水性能が全くない状態になっています。

　サイディングの繋ぎ部分から雨水を吸い込んでいてめくれが出ています。屋根との取り合いや換気フード・電気の引き込みなどありますが、傷みが酷い一面は塗装工事では無く、サイディングの張り替え工事をおこなう事になりました。
　サイディングを剥がした時点で雨漏りの状況も確認出来ますので、傷んだ部分はしっかりと直していきます。

腐食した柱の差し替え

　サイディングを剥がすと下地の状態が見えてきました。
　建物角にある柱が雨漏りによって大分劣化しています。触るとボロボロと崩れてしまう状態になていますが、不幸中の幸いで柱の芯までは腐食状況が到達していませんでした。
　内側には階段のササラ板が絡んでいるために、丸ごとの交換が出来ません。

　柱の傷んだ部分の差し替えと横側での補強工事をおこないました。腐食した木部は無くなりましたので、外壁をしっかりと直して雨漏りを止めれば今後は雨漏りの心配は無くなります。
　下地の傷みは直しましたので、これからサイディングの張り替え工事に取り掛かります。

外壁サイディングの張り替え工事

　サイディングに傷みが出ていたのは正面の１面です。
　塗装工事をおこなっているのですが、遠目から見ても表面が剥がれていて劣化しているのが分かります。今回の工事では、赤く囲った部分の張り替え工事をおこなっていきます。

　使用したのは、ニチハの窯業系サイディング『リシェルストーン』です。建物のすぐ横が交通量の多い通りになっているので、排気ガスなどの汚れが目立たない様に濃いめの色をご希望されています。
　窯業系サイディングとは、セメントに繊維を混ぜて板状に固めたもので、表面の仕上げや色も沢山あり、タイル調のものや岩肌の様な仕上がりなど様々な種類があります。今回は、張り替えない面があることから既存のデザインに近いものを選択しております。

　板状の外壁材で今回は横張りにしますので、土台部分（一番下）部分から上に重ねながら貼っていきます。
　一枚の長さが３m程の材料ですので、サイディング同士の繋ぎ部分や出済みのコーナー部材との取り合い、サッシ回りなどにはコーキングを打つのですが、サイディングを張ってから最後にコーキングを打って仕上げますので、なるべく耐久性の高いものを選択していきます。コーキングの色がそのまま仕上がりになるので、オートンのサイディングシーラントを使用します。

透湿防水シートと胴縁

　古いサイディングを剥がしてから透湿防水シートを張っていきます。
　白いシートが透湿防水シートで、雨水は通さないのですが、建物の湿気を逃がす性能を持っています。木造住宅の場合は湿気は建物にとって大敵で、湿気がこもらない様にする必要があります。その為に壁の内部の湿気を逃がすシートが重要になり、胴縁をタテに打ち付けて胴縁の上にサイディングを張る事で胴縁の厚み分の隙間が出来ます。そうする事で湿気がこもりにくくなり、柱や梁などの構造材への影響も少なくなります。

　サッシ回りや入隅にも縦に胴縁を打ってその上にサイディングを張っていきます。胴縁は、壁の柱や間柱の上に打ちますので、大体45㎝間隔で下地を作っていきます。

ニチハのリシェルストーン

　胴縁を打った後は土台部分からサイディングを張っていきます。一枚が高さ45㎝・長さ300㎝ほどの板状の外壁材で、上の段を重ねる時にジョイントがぴったりとくっつく様に作られています。

　横のジョイント部分は必ず隙間を開けます。その部分にはハットジョイナーという専用の金物を取り付けてからサイディングを張っていくのですが、このハットジョイナーがある事で、目地に打つコーキングが３面接着にならず２面接着で施工できるようになります。

　サイディングの隙間を開けずにピッタリくっつけてはってしまうと、建物が動いた時に力の逃げ道が無くなってしまい割れる原因になりますので、目地の隙間はとても重要です。雨水の浸入を防ぐためにも目地にはコーキングを打っていきます。

　サイディング張りかえが完成しました。雨漏りしていた部分も直し、胴縁を打ったことで湿気がこもりにくくなっておりますので、工事後は雨漏りの心配も無く安心です。

外壁塗装工事

　サイディングの張り替え工事が終わりましたので、次は外壁塗装工事に取り掛かります。
　塗装工事の一番最初の工程は高圧洗浄で、付着した汚れや古い塗膜を洗い流していきます。今回は外壁以外にも塗装できる部分は全ておこないますので、シャッター部分なども高圧洗浄してきます。

コーキング工事

　サイディング張替え工事と同様に塗装工事をおこなう面もコーキング工事をおこないます。
　サイディングの目地やサッシ回り、破風板の繋ぎ部分などにもコーキングが打ってありますので、劣化したコーキングを撤去していきます。

　古いコーキングを除去すると、たまに中で硬化不良をおこしていてドロドロな状態になっていることがあります。表面だけが先に急激に乾燥した時に起こりやすいのですが、今回撤去したコーキングはその様な状態にはなっていませんでした。
　しかし、築年数が経過するとともに経年劣化がおこなっており、固くなってヒビ割れだらけの状態でした。

　目地のコーキングは除去してからプライマーを塗布して新しいコーキングを充填していきます。充填後は上から押さえて空気を外に逃がす様にしながら表面を平らにならしていきます。

　コーキング工事が完了です。新築の場合はこの状態が仕上がりになりますので、コーキングの劣化が大分早くなってしまいますが、今回はこの上から塗装工事をおこないますので、弾力性を長く保たせることが出来ます。

外壁塗装工事開始

　コーキング工事も完了しましたので、外壁に塗料を塗布していきます。
　塗装する面の材質や傷み具合によって下塗りに何を使用するのかが変わってくるのですが、今回は日本ペイントのパーフェクトサーフを使用しました。下塗りの役割は、下地を調整する事と仕上げの塗料の付着性を高める事で、仕上げに使用するラジカル制御型塗料に併せて下塗りを選択しました。

　高圧洗浄で汚れや劣化した塗膜が洗い流されていますので、しっかりと下塗り材が付着していきます。下塗りの色は白で、元々黄色だった外壁が一旦真っ白にかわります。
　下塗りが終わりましたら、次は仕上げの塗装に取り掛かります。

ファインパーフェクトトップで外壁塗装

　仕上げの塗装に使用するのは、日本ペイントのファインパーフェクトトップです。
　ラジカル制御型の塗料で、汚れが付きにくく耐久性が高い塗料です。良く外壁に使われているパーフェクトトップと何が違うかといいますと、パーフェクトトップは水性の塗料で、今回使用するファインパーフェクトトップは弱溶剤系の塗料になります。
　建物の立地が交通量の多い通りに面している事も有り、汚れが付着しにくくと耐久性が高いものというお客様のご希望もあり、ファインパーフェクトトップを使用する事になりました。ラジカル制御型の外壁塗装工事は税込み690,800円から承っておりますので、お気軽にご相談ください。

　仕上げの塗装は２回おこないます。中塗り・上塗りという工程です。
　塗料は２回塗る事で性能を最大限に発揮する様に作られていますので、１回の中塗りだけでも色を付ける事が出来ますが耐久性が劣ってしまいますので、しっかりと中塗り・上塗りと仕上げの塗装は２回塗って仕上ます。

　外壁塗装工事が完了です。
　塗料は経年によって劣化していくので艶も落ちて撥水性が無くなっていきますが、塗装工事をおこなって艶と撥水性を元に戻しましたので、雨が降ってもサイディングが雨水を吸い込むことなく綺麗な状態を保ってくれます。

破風板の塗装

　塗装する部分は外壁以外にもあります。
　屋根の側面や雨樋が吊ってある部分には、破風・鼻隠しがあります。この部分も塗膜が劣化していきますので塗装で仕上げます。

　サイディングの外壁とは違う塗料と色で仕上げます。この部分は外観を見た時に『線』そして見える部分ですので、色をガラッと変えてアクセントにすることも出来ます。
　今回は、外壁と同系の落ち着いた茶系の色で仕上げました。

軒天の塗装

　屋根が外壁から跳ねだした部分の裏側に張ってあるのが軒天です。
　古い建物ですとべニアが貼ってある部分です。今回はケイカル板が貼ってあるのですが、軒天は風の巻き込みによって汚れが付きやすい部分です。

　屋根に隠れて日が当たらない部分ですが、この部分を明るくすることで建物の印象を明るくすることが出来ます。

雨樋と水切りの塗装

　他には雨樋や土台の水切りなど、塩化ビニル素材の雨樋と金属の水切りを塗装していきます。外壁以外にも塗装する分がたくさんありますが、この様な部分を塗装せずに残してしまうと、せっかく外壁が綺麗なったのに汚れた部分が目立ってしまう事にもなりますので、必ずセットで塗装を行っていきます。

　全体的に濃茶系の色で仕上げていきます。雨樋や水切りも線で見える部分なので、色を変えてアクセントをつける事も出来ます。

雨戸と戸袋の塗装

　サッシ部分にシャッターが取り付けてある建物も増えてきていますが、まだまだ雨戸が付いた建物もたくさんあります。
　調査に伺ったときに見落としがちなのがこの雨戸で、日中の調査の時には雨戸を開けていて戸袋の中にしまってあるので劣化や汚れに気づかない事があります。

　この部分は面で見える部分で結構目立ちますので、雨戸と戸袋を吹き付けて塗装していきます。

勝手口ドアの塗装

　勝手口のドアも塗装していきます。
　玄関ドアはアルミ製で結構綺麗な状態ですが、表面がスチール製の勝手口ドアは結構塗膜が劣化していてチョーキングが出ていました。アルミ素材は基本的に塗装しませんが、スチールドアは塗装が可能ですので、こちらも仕上げていきます。

　勝手口ドアも仕上がりました。全体的に統一感があるようにこちらも濃いめの茶色で仕上げております。

シャッターの塗装工事

　こちらの建物は１階が店舗になっているので、大きなシャッターが何か所かあります。シャッターの巻き取る部分はスラットといってスチール製になていますが、汚れの付着や塗膜の劣化によって大分見た目が悪くなっていました。

　シャッターは上で巻き取る為に必ず擦れてしまうので塗装しない事も多いのですが、今回の工事では、全体の見た目を綺麗にする事も有り、吹付け塗装で綺麗な白色で仕上げてります。

電気メータの移設

　外壁のサイディング張替えをおこなう面には電気メータなどが取り付け有りました。何度か増やしたり移設したりしているために配線も複雑になっていて、見た目もゴチャゴチャとした感じになっていました。
　せっかく外壁が綺麗になるのだからという事で、配線を整理してメータの移設作業も一緒におこないました。

　配線やメータの台座が前回の塗装の際に黄色く塗られていましたので、配線はエアコンの配管カバーの中に収めて台座も外壁に併せて塗装で仕上げました。
　ゴチャゴチャした見た目がすっきりとしたおさまりになりました。

外壁張替え工事と外壁塗装工事が完成しました

　外壁張替え工事と外壁塗装工事が完成しました。
　画像に写っている面はサイディングの張り替え工事をおこなった部分ですが、全体が濃い茶色に仕上がりとても落ち着いた印象に変わりました。
　奥様が気にされていた汚れが目立ちにくくしたい、というご要望にも添えましたので、大変喜んでいただけました。
　私たち街の外壁塗装やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスク着用・アルコール消毒の徹底、オンラインでの打合せにも対応しておりますので、安心して工事をお任せください。