
東京都中央区佃で店舗用ビルの錆びた外部非常階段のメンテナンスのご相談
大規模な建物には必ず付けられている非常階段。東京都中央区佃の店舗用ビルのオーナー様から「錆が酷いので、何とかしてくれないか」とメンテナンスのご相談を承りました。店舗用ビルとは呼ばれているものの、借りている方々は中央区佃ということもあって、地場の水産会社の事務所や関連した企業の事務所が多く、さまざまな企業が集まったオフィスビルのようでもあります。

オーナー様からさまざまな企業が借りてくれているため、全部に点検の了承を取り付けることが難しく、「撮影するのは外階段だけにしてくれ」と頼まれたため、本日はその非常用の外階段の点検です。普段は誰もがエレベーターを使うため、使われることはほとんどないとおっしゃっていました。ちょっと錆は見えますが、綺麗な鉄骨階段です。


踊り場の大半が錆びています。オーナー様も知らないうちに誰かが錆を防止するためにマットを敷いてくれたそうですが、吸収した水分がそのまま残っており、逆効果になっているようです。このオーナー様、とても気さくな方で「これから階段を登っていって雨当たりが酷くなってくる場所に来ると結構、怖いと思うよ。まあ、なれてるかもしれないけど」とおっしゃっています。あいにくの小雨の中、非常階段を上って調査を進めていきます。


オーナー様の怖いといっていた意味が分かりました。階段の蹴込み板が錆びて大きな穴が開いており、隣のビルの外壁が見えます。職業柄、こういったところは慣れており、どこを踏んで歩けばいいか分かります。ただ、これでは非常階段としては間違いなく不合格です。裏から観察してみたところ、錆が出ているのは蹴込み板の部分と排水性の悪い平らな踊り場部分だけです。錆が酷いところは撤去し、交換して錆止め効果の高い変性エキポシ樹脂の錆止めで塗装すれば非常階段として充分に使用できるでしょう。その後、雨当たりが強い部分には手摺りに目隠しなどをつけて、雨の吹き込みを防止すれば、寿命も延ばせそうです。
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