まず工事の前に、塗装の色決めを行いました。弊社では、塗装の色決めを行う際にお客様にカラーシュミレーションという上のお写真の様なもので、塗装後のイメージが沸きやすいようにお出ししています。今回ご提案させていただいた色が元の外壁の色が明るめであり、お客様もどんな色がいいのか全然イメージが沸かないと仰っていたので、少し明るめの色をチョイスしてお出ししました。実際のシュミレーションを見て、少しイメージを変えたいと言う意見が出まして今回の暗めの色【NDー342】で決定いたしました。

外壁塗装工事が開始しました。まず全体的な流れとしては、一番最初に外壁の下処理を行います。下処理とは、外壁の補修やコーキングなどです。今回目立った補修箇所はK様のお宅では見当たりませんでした。次に行うのが、高圧洗浄作業。外壁に付いている藻や水染みなど、汚れや垢を取り除いていきます。下処理はあまり目立った作業ではないですが、実は塗装をするにおいて最も大切な作業に当たります。下処理をちゃんと行わないと、塗装の仕上がりや塗料の持ちにも影響してきます。なので、しっかり下処理も行っていきます。

高圧洗浄作業を行っていきます。写真でも確認できます通り、モルタル外壁の汚れや垢が一目散に落ちていきます。高圧洗浄作業は、一見汚れを落とすだけの作業に見えますが、汚れの他に外壁の古い塗膜などもまとめて取り除いております。そうする事で、この後の塗装作業がしやすくなり、塗装の持ちも良くなります。

サッシ廻りのシーリングの様子。使用しているのがオートンイクシード（超高耐久シーリング材）

ちなみに今回モルタル外壁の窓サッシ廻りにコーキング作業を行いました。基本モルタル外壁の窓サッシ廻りには水切りがはいっているのでコーキングはあまりしません。ですがK様のお宅では、何年か前から窓サッシ廻りから雨漏りがしているとの事でしたので、コーキング作業でサッシ廻りからの雨の侵入を防がしていただきました。今回使用したコーキング材が、オート化学工業のオートンイクシードという超高耐久シーリング材です。こちらのオートンイクシード、一般的なシーリング材が10年の耐久性があるのに対し、オートンイクシードは30年の耐久性があると言われています。もちろん環境や気候などに左右されると思いますがとてもいいコーキング材です。

モルタル外壁の下塗り材に使用したのが日本ペイントのパーフェクトフィラーという下塗り材です。モルタル外壁との相性が良く、上塗りの吸い込みが少ない為、仕上がりが良くなります。こちらの下塗り材を使って下塗りを早速行っていきます。黄色い外壁に対して、白く色ずいているのが下塗りを行った面です。モルタルの外壁にローラーを使って慎重に塗布していきます。下塗りの仕上がりも真っ白でとても綺麗です。

下塗り材にパーフェクトフィラーを使用したので中・上塗りには日本ペイントパーフェクトトップND-342色を使用します。下塗り材パーフェクトフィラーにパーフェクトトップを中・上塗り材として組み合わせる事で、美しい艶のある仕上がりになり、塗りたての美しさを長期間保つ事が出来ます。外壁のレンガ廻りはローラーでは綺麗に塗ることができないので、刷毛などを使用して塗布していきます。そうすることでまわりの外壁面との色の差を無くしていきます。

車庫内天井部下塗り作業の様子。

車庫内天井部の塗装はホワイトで行いました。外壁が暗めの色に対して車庫内天井部をホワイトにすることにより、とても明るい印象を持たせる事が出来ます。色の力とはすごいもので、使う色、場所、塗り分けによって建物の印象をガラッと変える事も出来ます。

日本ペイントパーフェクトトップND-342を使用した外壁塗装工事が完了致しました。窓サッシ廻りからの雨漏りも止めることができ、塗装完了後お客様に見ていただいた所、とてもお喜びになられていて安心しました。こんなに綺麗になるなら早めにお願いしとけばよかった、と嬉しいお言葉もいただきました。外壁塗装前は、ほんとに雨漏りを止めて綺麗に仕上げる事が出来るのかと不安がっていた部分もあり、その期待に応える事ができとても嬉しく思います。