渋谷区初台にて猛暑&ヒートアイランド対策、遮熱塗料サーモアイで屋根塗装

「瓦から金属屋根に葺き替えたので屋根塗装が必要になった」という渋谷区初台のお客様です。瓦から金属屋根に葺き替えたのは約10年前で、その時の業者には『この金属屋根材はガルバリウム鋼板だから、20年以上錆びることはない』と言われてそうです。その時は「最近の金属は丈夫になったんだあ」と思っていたそうですが、数か月前にやってきた訪問業者に「錆びて茶色になっている」と指摘されてからはかなり心配していたそうです。
点検したところ、塗膜の褪色は進んでいましたが、錆は見当たりませんでした。日本の中でも特別に暑い都内でお客様も「金属屋根に変えてからちょっと暑くなったように感じる」ということなので、遮熱塗料での屋根塗装を行うことになりました。
ビフォーアフター






工事基本情報
点検の様子~錆は発生していなかったが激しく色褪せていた金属屋根


一般的に錆とは金属が酸化することを指しますが、こちらの金属屋根、そういったところは全くございません。訪問業者はいい加減なことを言うものだと認識しておいた方がいいでしょう。しかし、屋根のメンテナンスをやっておかなければならない時期に来ているのは明白でした。棟違いの部分の破風板は傷みが激しく、塗膜が剥がれているところが目立ち始めています。


この金属屋根、もともとの色はもっと濃かったのではないでしょうか。現在ではペールブラウンとも呼べる色ですが、色褪せた結果、光沢もなくなり、白っぽく見える部分も増えてきています。チョーキング(白亜化現象)も酷い状態で、手で触ると粉化した塗料がベッタリと手についてきます。都内ということもあってお隣との間が狭い狭小地ですが、屋根塗装するのに困るほどではありません。ただし、施工の際にはお隣の屋根等に養生などの配慮が必要でしょう。
施工の様子~遮熱塗料で屋根塗装して暑さ対策


足場は仮設できましたが、お隣との境界に設置するのは不可能でした。部分的な足場となりましたが、いつも以上に気を付ければいいだけのことです。まずはいつも以上に気を付けて、お隣に飛散しないよう注意しながら高圧洗浄を進めていきます。元の屋根は今よりも赤みが強かったようです。


高圧洗浄で落としきれないものについてはケレンで削り落とします。金属に塗装しますので、密着していない塗膜(死膜)を落とすほか、塗料の付着面積を増やすために表面に微細な傷を付ける目荒しもケレンの工程です。破風の塗膜も脆弱な部分をケレンでむ削り取っていきます。


遮熱塗料サーモアイにはより遮熱効果を高めるために、専用のプライマーが用意されています。プライマーの下塗り層でも日光を反射して遮熱効果をアップする他、金属部分への錆止めも兼ねているという優秀なプライマーです。木部の鼻隠しや破風にも下塗りを行っておきます。


屋根塗装をする前に軒と破風を仕上げてしまいましょう。塗装は狭い部分から塗っていくのが基本です。理由は足の踏み場を確保し続けるためです。塗装中、広い部分では未塗装の場所を足の踏み場とすることができます。広い部分を先に塗装してしまった場合、狭い部分を塗装する際に足の踏み場がなくて困ることも出てくるからです。
軒と破風はチョコで中塗りと上塗りを行いました。これで軒と破風の木部を塗装で保護することができました。


繰り返しになりますが、塗装は小さな部分からです。屋根に雪止めが設置されているので、こちらを先に塗ってしまいましょう。雪止めは屋根面に較べると立体的な形状をしています。背面を塗りたいから裏側に移動しようと思っても、屋根面を先に塗ってしまった場合、その移動がままならないことも出てくるからです。小さい部分の塗装が終わってから、屋根の目の塗装をに入ります。


メインディッシュは最後に食べるものというわけではありませんが、塗装でもメインの塗り場は最後です(順番が変わることもあります)。足の踏み場を考えての施工の順番ですから、最初から最後までしっかりと丁寧に塗ることができるのです。中塗りの後、上塗りを行って屋根塗装の完成です。
竣工、遮熱塗料による屋根塗装でヒートアイランド&暑さ対策

都市部の建物の屋根や外壁を全て遮熱塗料で塗ってしまえば、建物への蓄熱は起こらず、熱帯夜やヒートアイランド現象も避けられるという試算もあるそうです。2020年の夏、東京オリンピックに間に合いましたと思ったら、来年に延期されました。1軒の力は小さいものの、少しはご近隣などに貢献できるでしょう。夏が来るのがちょっと楽しみになる遮熱塗料による屋根塗装でした。
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