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荒川区町屋の店舗兼住居を外壁カバー工事とモルタル外壁塗装でイメージチェンジ

荒川区町屋の60坪ほどのスペースに建つ店舗兼住居の外装リフォームを検討しているとご相談を頂きました。実際には物件が2つ繋がっているような形状になっており複雑なため、どのようにリフォームを進めていけば良いのか分からないといったお悩みでした。そこで街の外壁塗装やさんのスタッフが無料点検を行い、どのような工事を行えば綺麗且つ安心な建物に仕上がるのかを検討した上でお見積りを作成させていただきました。今回は同じ部位でも経年劣化に合わせメンテナンス方法を変えておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
ビフォーアフター






工事基本情報
施工内容
外壁塗装 部分塗装 その他
使用材料
ガルフィーユi/モード1コーディアルウッド(ブラック) 外壁塗装:パーフェクトトップ艶無 ND-102,NH-30 付帯部:N-90,NH-30
保証年数
外壁:10年、付帯部:3年
建坪
約20日間
荒川区町屋で店舗兼住居の外装リフォーム点検


今回調査にお伺いしたのは1階に3店舗が入っており2階が住居となっていました。2軒をつなぎ合わせることで有効活用するスペースが出来た一方メンテナンスの際にはまとめて行わなければならず、また取り合い部分の傷みが著しい等お悩みも発生してしまったようです。またしばらく塗装メンテナンス等は行っていなかったようで、モルタル外壁には黒く汚れやカビが発生してしまっていました。劣化や腐食は起こさないと思いきや汚れや苔の付着は塗膜劣化のサイン、つまりモルタル外壁が吸水したことでカビが発生していると考えられます。今の段階であれば塗装メンテナンスで改善できますが、もう少し放置していれば外壁材自体が腐食し割れや剥落を起こしていた可能性もあります。


モルタル外壁はセメントと砂に水を混合させながら作っていく素材ですので、外壁にもひび割れが生じやすいといったデメリットが発生してしまいます。一時的にコーキング材でひび割れ補修を行い雨漏り防止に努めていらっしゃったようですが、クラックが深部まで広がると一気に外壁材が剥がれてしまいますので根本的な問題、吸水とクラック発生防止のための塗装メンテナンスが有効的です。
他の場所にも築年数を感じさせるような経年劣化が見られました。例えば庇の下地にはモルタルの剥がれが見られるほか、その周りにはカビと思われる黒ずみが見られました。


金属波板(トタン)はもともと青い外壁でしょうか?現在は錆が発生し赤く見える場所も確認できます。建物のところどころに補修跡が見られる為、何度も回数を重ねて補修を繰り返してきたのでしょう。雨樋も軒樋部分は新品ですが、竪樋は色あせてしまっているため継ぎ接ぎが隠し切れません。部分補修は一回一回のメンテナンスコストはそれほどかかりませんが、全体的な印象をよくするためにはやはり全体的なメンテナンスもしくは大きな面積の補修は欠かせません。


屋根材として使用しているトタン波板は端が割れてしまったせいか固定が出来ておらずバタバタと反り返ってしまっていました。可能な限り再固定も可能だとは思いますが、今後も割れ飛散する可能性が高いため今回張替を行うべきです。この機会に木材の下地も塗り替えや補修で補強を行っておきましょう。
モルタル外壁に差し込まれるように施工されている庇も補修跡が見られます。以前の庇はカットされており別の板金が下部に差し込まれています。恐らくこちらは塗装メンテナンスで耐久性・美観性の維持が図れると思いますが、モルタルと旧板金との隙間が大きいと雨水が入りこむ恐れがあるため、しっかりチェックしていきましょう。


軒天は多くのお住まいでベニヤ板やケイカル板等が使用されているケースが多いですが、中には外壁と同じ風合いにする為にモルタルを吹き付けているお住まいもございます。モルタルで仕上げていると高級感を感じさせる一方、モルタルが剥がれてしまった場合補修を行わなければならず工期も費用も掛かってしまいますので要注意です。
2軒の住宅に使用されている屋根材はセメント系で塗装による塗膜保護が必要なのですが、リフォームされてからそれほど経過していないようですので、今回は屋根塗装は行わないことといたしました。しかし破風に見られる垂木等はモルタルも割れ剥離してしまいそうな状態ですので適切な補修を行っていきましょう。
カラーシミュレーションでリフォーム後をイメージ


リフォームにあたってやはり気にしておきたいのは「どのようなお住まいに仕上げるか」です。シンプルなモダンスタイル、木目柄・石柄を取り入れた和テイスト、煉瓦と真っ白な外壁等が特徴的なアメリカンスタイル等、お住まいに求めるイメージというのはお客様によって異なります。好きな色を使用したい、このような住宅に憧れがある等、ご希望を取り入れながら出来る範囲内でリフォームをご提案させていただきます。今回は近年使用されることの多いブラックやネイビーをメインとしてスタイリッシュな仕上がりにしたいとのことでしたので、早速カラーシミュレーションで作成してみました。あくまでイメージに過ぎませんが、お住まいの形状によって似合う色・似合わない色はありますので、どのような仕上がりになるのかをざっくり把握していただきたいと思います。
では工事に取り掛かる前に色を決め施工に入っていきたいと思います。どのような仕上がりになるのか楽しみですね。
外装リフォーム着工


建物の前面道路は少し狭いため、まずは工事中の作業車の駐車位置、荷物の置き場所、足場の仮設状況等をしっかり確認した上で工事を行っていく必要があります。また近隣住宅の方には特にご心配とご迷惑をおかけ致しますので、あらかじめ工事前のご挨拶を行います。これらはすべて街の外壁塗装やさんが対応させていただきますのでご安心ください。
足場を仮設し飛散防止用・落下防止用のメッシュシートを設置、通行人が足場で怪我をしないよう養生を行いいよいよ着工です。
まずは交換が必要な外壁材の補修です。既存外壁材を剥がし下地の作成、斜めに入れている木材は筋交いと呼ばれ外壁補強の役割りを持っています。


その後外壁内部に雨水が浸入しないよう外部からの雨水はブロックし内部の湿気は逃がす透湿防水シートを綺麗に張ります。下地となる柱は問題ありませんので、そこに新規の外壁材を貼っていきます。


今回使用したのは金属屋根材も多く販売しているアイジー工業のコーディアルウッド(マイルドブラック)です。非常にシンプルなデザインではありますが、柔らかな木目調が金属の冷たさを感じさせません。縦張り・横張りどちらも対応できますので、どのようなお住まいにも使用しやすい外壁材ですし、変退色10年・赤さび・穴あき10年メーカー保証がついています。外壁材を住宅に合わせて加工し張り付けても、実際は様々な場所に隙間が生じてしまいます。そこで取り合い部分や部材との隙間はコーキング材を打設し隙間を塞いでいきます。


塗装するモルタル外壁です。本来であればまずは高圧洗浄で付着している汚れや苔等を洗い落としていくのですが、今回は大きな構造クラックが各所に見られました。この状態で洗浄を行うと、そのクラックから雨水が入りこみ室内へ雨漏りを引き起こす可能性があります。そこでまずはコーキング材やエポキシ樹脂、樹脂モルタル等でクラック補修を行ってから洗浄を行っていきます。


人が怪我をしかねない高圧洗浄で外壁を削るように洗い流し、苔等をしっかり落としていきます。丁寧に作業を行えば外壁に根付いている苔も根絶ちし再発は起きません。その後はしっかり乾燥させる必要があるため当日の作業は行いません。もし当日外壁塗装を始めたらどうなるのか?施工直後は綺麗に仕上がるでしょう。しかししばらく経つと塗膜に膨れやしわ、剥がれが生じる恐れがあります。それは実際表面が乾いていても外壁内部に雨水が溜まり今にも蒸発しようとしているからです。そんなところに塗膜を形成すれば水蒸気が塗膜を押し、膨れ等のトラブルを発生させてしまいますので塗装時の工期短縮は見込めないという事をしっかり頭に入れておきましょう。


下塗りにはモルタルに発生する細かなクラックを埋め平滑に仕上げるフィラーを使用しています。中塗り・上塗りにはラジカル制御形塗料日本ペイントのパーフェクトトップです。パーフェクトトップはシリコンでもフッ素でもありませんが、劣化の原因となるラジカルの発生を抑える特殊な技術を用いているため、シリコン系塗料よりも高い耐候性を保持しています。
もう一つの特徴は色・仕上がりの自由度が広いということです。特に調色できない色はありませんし、艶も艶有りから7分艶・5分艶・3分艶・艶なしと非常にバリエーションが多い塗料です。きっとお客様のお気に入りの色を見つけることが出来るかと思います。


しっかり下塗り含め3回塗りを行って外壁塗装工事は完了です。今回使用したのは艶消しND-102です。モルタル外壁はどうしても落ち着いた印象になりますので、艶消し塗料は非常に相性の良い仕上がりです。


バルコニーの防水層にはそれほど目立って劣化はありませんでしたが、表面保護の為今回はトップコートの塗り替えで表面保護を行いました。防水層は多くのお住まいで15年前後でのメンテナンスが推奨されています。しかし例えば排水溝に汚れが溜まっている、勾配不良を起こしている、20年以上メンテナンスを行っていない方は近い内もしくは既に雨漏りを起こしているかもしれません。まずは点検を行い劣化に合わせて補修方法をご提案させていただきますが、住宅塗装と同タイミングでリフォームを行っていけるようご検討ください。


続いては庇や波板外壁の金属製素材の塗装ですが、そのまま塗装しても密着力が悪く塗膜が剥がれやすい状態のまま仕上がってしまいます。そこでまずはペーパー掛けやマジックロンで表面を削りながら錆落とし、傷をつけて塗料との密着表面積を広げていきます。その後錆止め塗料を塗り、素材と酸素・水の接触を防ぎます。通常の塗料でも酸素・水との接触をある程度防ぐことは出来ますが、錆止め塗料は防錆効果の高い顔料を使用することでその性能を発揮しています。昔は鉛やクロムを使用していたのですが、人体への悪影響・公害問題が取り上げられたことで現在は鉛ではない顔料で開発されています。


付帯部にも外壁同様パーフェクトトップで中塗り・上塗りを行っていきます。金属素材は非常に高い強度を持っています。しかし経年劣化などによって表面皮膜が劣化し錆が発生してしまうと、たちまち耐久性が低下してしまいます。錆が一度発生すると他の素材へ移す(もらい錆)こともありますし、錆の拡大を止めることは出来ても完全に直すことは出来ません。高耐久な素材だからこそ、しっかり定期的なメンテナンスを心がけましょう。


塗装だけでは今後長く使用することが出来ない庇や軒天、外壁等は錆びにくく腐食しにくいガルバリウム鋼板を使用して補修を行いました。
今までカビや汚れで築年数を感じさせていた外壁もホワイト系のカラーで塗り替えたことで、まるで新築のような仕上がりになりました。パーフェクトトップには防藻・防カビ性能もありますので、長く綺麗な状態が維持できるかと思います。
工事を終えて

金属外壁材での張替や塗装で近年建てられたお住まいのようにスタイリッシュな仕上がりになりました。ツートンで濃い色とのメリハリもあり、暗くなりすぎない印象ですね。店舗に入られている方も印象がガラリと変わり驚かれることでしょう。今後街の外壁塗装やさんでは施工保証につき定期点検を行い、塗膜や金属外壁の劣化確認や必要に応じたメンテナンスをご提案させていただきます。外壁のみならずお住まいに関して気になる事、疑問点がございましたらお気軽にご相談ください、お待ちしております。
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