台東区上野で賃貸ビルの屋上点検、防水工事前に雨漏りの原因を探る
台東区上野の特色と言えば、非常にバラエティに富んだ街並みではないでしょうか。衣料品や食料品を売るアメ横もあれば、宝石を売る店も建ち並び、アミューズメント会社の本社も建ち並ぶというユニークなところです。それだけに貸しビルもたくさんあります。その一角にある貸しビルのオーナー様から「雨漏りを止めて欲しい」とのご相談を承りました。

まずはその屋上に案内されたのですが、ここだけを見ても以前から雨漏りしており、それを今でも引きずっているということがすぐ分かります。まず屋上ですが、現在はウレタン防水がされていますが、うまく機能していないようです。施工されてから数年程度しか経過していないのではないでしょうか。トップコートに光沢があります。
床面の膨れ


屋上に脱気筒や脱気盤がないことから、以前から雨漏りしていたのに防水層を密着させてしまう密着工法でウレタン塗膜防水が行われたのでしょう。染み込んでいた水分が逃げ場をなくして水蒸気となり、防水層を膨らませています。ウレタン防水はメンブレン(塗膜)防水ということで、下地処理にも気を使わなかったのでしょう。以前、床面の目地だった部分にが凹んでおり、その跡がハッキリと分かります。施工不良と言っても差し支えありません。
ALCにクラック補修の跡


見れる範囲だけですが、外壁も点検いたしました。ALC外壁でクラック補修した跡がありました。雨漏りが原因でALCに水が染み込み、中の鉄筋が錆びて中から押される形で割れてしまったのでしょう。おそらく屋上防水だけでは雨漏りは収まらないと思います。まずは屋上防水をやり直して完璧にする必要があるでしょう。
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